御周知の通り、病院にとって停電は患者さんの生命にかかわる重大な事態であり、
非常用電源装置の設置が法律で義務付けられている。
- 一般非常用電源:40秒以内に電圧が確立し、10時間以上の連続運転が可能なもの。
- 特別非常用電源:10秒以内に電圧が確立し、10時間以上の連続運転が可能なもの。
- 無停電非常用電源:無停電(交流電力の連続性が確実な電源)で電力供給でき、10分以上の連続運転が可能な蓄電池を使用しているもの。かつ、40秒以内に電圧が確立し、10時間以上の連続運転が可能な一般非常用電源と併用しているもの。
月一回の定期点検で、動作確認をする。 ガスタービンエンジンの一部。 普段は施錠してあるので見ることはない。 燃料はA重油でボイラーと共通。
ガスタービンエンジンと同軸に接続された発電機。 直径、長さ共に1mほど。
この発電機で三相6,600Vを発生する。
出力先は手術室関連はもちろん、患者さんの生命維持にかかわることでもあるので各部屋に医用コンセントがある。
病院内にある赤色のコンセントがそれ。 コンセントの縦2本の差し込みの下のトンネル形状の穴は漏電事故防止用の接地極。
ご存知とは思うが、縦穴左の長い方は接地(アース)されてるので触れても感電することはない。