海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

X-T1の光漏れテスト

2014-03-10 | 写真日記

↑ ISO400 1/4000  LEDの角度を変えて露光 マウント部はボディキャップ付き

 

↑ ISO400 1/4000 f16 XF35mm f16レンズキャップ付 夕方の太陽光を端子に直接向けテスト

デジカメinfoの記事でX-T1ボディの光線漏れという気になる記事を読み自分が持っているX-T1ボディをテスト。

トップの画像はX-T1ボディにボディキャップを取付て感度をISO400にして、シャッタースピードは1/4000秒。手持ちのLEDライトを近づけてシャッターを切ると画面右側に紫色の被りが発生。ただ、これは光線の角度によって盛大に出たりまったく出なかったり。リモートレリーズとHDMIとUSB端子すべてから光が漏れているようだ。

記事によると、ドイツの富士フイルムの見解は、「ごくわずかなカメラで影響が見られる」と言われているようだが、本当にそうなのかまったく信用出来ない。

ボディからLEDの距離5cm メーターで測るとISO400 1/250 f11の明るさ

私がテストした光源は、ごく普通のLEDライト(懐中電灯タイプ)と夕方の太陽光。これだけ盛大に光線漏れが出るという事は、日中太陽が真上にある場合にカメラを三脚に固定し縦位置に構えてレリーズを使う場合、端子がある方を下にして黒テープを貼って対処するしかないという事になる。

4年ほど前から上海で撮影している都市風景は、カメラを三脚に固定しNDフィルターを使用してスローシャッターを多用している。最近はX-E1からX-T1に変え、YN-603Ⅱというラジオスレーブを無線レリーズとして使用していたので端子カバーは常に開けたまま使用していたが、曇りの日と夕暮れの撮影が多いので幸い光線漏れの経験はなかった。(青空の上海は上海らしくないと思っている)

私が所有している他のX-Pro1とX-E1はどうなのか気になったので同条件でテストすると光線漏れはまったく問題なし。

防滴防塵や耐寒性なども売り文句にしているカメラだけに、光線漏れというカメラに絶対にあってはいけない初歩的な設計ミスは本末転倒。良く出来たカメラだけに残念だ。

来月日本に帰国時に、またあのぬるま湯のような池袋のサービスセンターに行かなければならないと思うとちょっと憂鬱。

私のX-T1は発売と同時に買ったボディでシリアルナンバーは、41002732。新製品のデジカメはしばらく経ってから買えという常識を守らなかった自分も悪かったと反省。

☆3/14 フジからの回答 シリアルナンバー 41002001-41006000が光線漏れの該当品で、無償修理との事。

返事の内容を要約すると「接点カバーを閉じて使えば問題ないが」と言い訳し、「修理希望者は無償で部品交換をやります」という事。無償で部品交換するのは当たり前だと思うが、「修理希望者には」という返事には、何とも歯切れが悪く呆れる。

 

 

コメント (2)
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