海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

長治路から長陽路へ

2014-03-14 | 遠い記憶 現代のレンズ

ユダヤ難民記念館 長陽路62号

長治路から長陽路へ入るとユダヤ難民記念館があり舟山路を越えると、ユダヤ難民隔離区が今でも当時のままの面影を残している。先の大戦中当時、ビザ無しで受け入れてくれる場所は上海しかなかったので、数万のユダヤ人が難を逃れた場所としても知られている。難民隔離区とはいえ、当時はかなり自由に生活出来たようで、これに関わったのが日本海軍の犬塚惟重大佐だった。

この記念館には二度ほど入った事があるが、以前は入場券でなく寄付という形でお金を支払ったと記憶しているが、今はチケット制になっているようだ。

この建物をよく見ると上の方に十字架が白く彫られているので、当時教会だったかも

この長陽路付近から歩いて楽しめる場所として、このすぐ横のユダヤ難民居留区や海員病院の建物や堤籃橋監獄、さらに昔上海から船で海外に出る時に必ず安全祈願した下海廟などがある。

☆「下海」とは、上海の上が下となり上海を出るという意味。ちなみに私のブログタイトルにもある「海上」とは、新しい上海という意味なので、かいじょうとは読まないでhaishangと読む。

X-T1 XF56mm f1.2

コメント (2)
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