海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

AlipayとWechatpayで現金不要

2017-12-02 | 写真日記

スマホのAlipay画面(英語表記も選べる)

 

大陸での決済は、ほとんどの支払いをAlipayとWechatpayで出来るので、いつも現金は300元(約5000円)くらいしか持ち歩いてない。上海のコンビニに行って見てみると、今年に入ってから現金で支払う人をほとんど見たことがないくら電子決済が普及している。こんな話を大陸の事を知らない日本に住む日本人に話すと、スマホを無くしたらどうするの?という、何事も否定から入る人が結構多い。それは、現金やクレジットカードが入った財布を無くした事の方が怖いよと言い返す。

中国ではVisaやAmexなどのクレジットカードが使えるのはホテルくらいで、銀聯カードが主流だった時期が長かったが、このカードも最近は使う人を見たことがない。私の友人が経営しているローカルの飯屋では、カードリーダーの契約料やその端末が高いので銀聯カード支払いを廃止し現金かAlipayのみに方針転換した。日本と比べて中国では偽札の問題もあり、支払う方も受け取る方もそれに気を使わなくて済む事も電子決済が普及した要因だろうね。

今、新しい事をやりたければドイツのベルリンへ行け、未来のシステムの実験場を見るには上海へ行けと言われているくらい、上海は時代の変化のスピードが早くてそれを実践している都市だと言える。何事も否定から入る日本と中国のように便利な事に対して肯定から入り、即実践し修正しながら突き進む国民性の違いは大きい。

私が上海に住んでいる理由をよく聞かれるが、その答えは何事も決定が早く即行動に移せる事だ。これは、絶対に今の日本では出来ない。ただ、目的の完成度を高めるまでの過程で紆余曲折がある事は認めるけどね。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする