海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

LeicaM6+Summicron35mmf2(8枚玉)

2020-12-07 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

前世紀に撮った画像から Summicron35mmf2

 

前世紀末に撮影した画像を発掘。1997年に新宿で上海をテーマに個展をやり一段落した後に、パノラマカメラの視点を変え通常の35mmフォーマットも併用していた時期があった時の一枚。これは、排水溝詰まり処理人の道具一式だ。円形に巻かれているのは竹製で例のスッポンスッポンを自転車に装備し、連絡があると自転車で駆けつける事が出来るように常に待機していた。後でわかったのだが、彼は自転車に乗り、この円形の1/3部分の棒状の部分を肩に掛けて自転車に乗り駆けつけるのだ。この金をかけずに、ある物で工夫する発想力には私も脱帽。

前世紀の事だが、仕事も含め作品撮影でライカを使っていた時期があった。M3とM4とM6など一時期4台ほどライカを所有していたが、一番使用頻度が高かったのがM6だった。理由は、やっぱり露出計内臓だったから。そして、レンズはSummicron 35mm f2がメインで、次はElmarit 28mm F2.8で、Summicron50mmの順。その他に4本ほどライカのレンズを所有していたが、M6ボディ以外は上海に事務所を移転する前に売り払い事務所設立資金に消えた。そして、そのM6も元アシスタントに嫁入りし現在ライカボディは所有してない。その後、ライカのレンズはMとRも含めデジタルカメラ用として増殖し現在は8本所有で、いずれも前世紀製造のレンズ。

 

 

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