海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海市内から嘉定区の工場へ

2022-10-21 | 写真日記

地下鉄3号線大柏樹駅前 

 

こんなに多くのシェアサイクルの群れを見たのは初めて(午後12時)

 

延々と続く無機質なマンション群を見ながら上海へ

 

帰りはトラックの群れに囲まれて

 

先日、大型LED照明機材のアドバイスでお世話になっている会社の老板(社長)に会う為に、上海の郊外の嘉定区へ車で向かった。彼とは本社と旧工場で過去2回会っているが、新しい工場で会うのは初めて。待ち合わせ場所は、初めて降りた地下鉄3号線の大柏樹駅。駅を降りるとシェアサイクルの群れに遭遇。ここが、いかに通勤客が多いかよくわかる。延々と続くマンション群を見ながら、工場まで高速道路を走り約1時間で到着。

この会社は、世界中の空港の滑走路などに使われている誘導灯や高度計などを製造する業界では世界的に有名な会社。ここの老板は、前世紀に早稲田大学に留学していた人で、当時は大学近辺に住みたかったが、節約の為に千葉の行徳に住み早稲田に通っていた。当時住んでいた行徳という名前が気に入り、その後に社名として今も使っている。

新しい工場の中心部には庭があり、日本からわざわざ取り寄せた大きな植木(とんでもなく高価)や桜の樹が無数にあり雰囲気がとても良い。工場内はもちろん撮影禁止なので画像は無いが、品質向上と信頼を得る為には製品内部の数ミリのパーツやダイキャスト部分など、多くのパーツは日本企業に頼らざるを得ないとの事。そのパーツメーカー名を見たが、すべて私の知らない会社。すべてのブースを見学させてもらい、防水技術や強度試験など厳しい条件でテストしているので世界中から信頼されていて、約8年ほどで世界シェア6位から現在は2位へ。

嘉定区は上海エリアなので、外国人の私も健康QRコードは問題なく使え、約1時間ほどで上海市内に到着したが、上海に向かう高速道路は乗用車よりトラックの方が多いのにびっくり。

☆前世紀の話だが、滑走路の誘導灯など点滅する灯はすべてストロボだった。日本では、プロのカメラマンなら誰でも知っているストロボメーカーのミニカムがそれを製造していたが、現在はすべてLEDになってしまった。ストロボは、発光チューブの寿命が短かったが、LEDに変わり圧倒的に製品寿命が伸びた。タングステン(電球タイプ)の照明機材も同様に消えて最近はタングステンのタの字も聞かないし、映像の現場でも一部の除いて今後は高価なHMIから大光量LEDにとって変わると私は思っている。

☆現在の上海でシェアサイクルは3社が競っているが、この大柏駅付近では黄色いシェアサイクルが圧倒的に少ない。ここ数年、私が住む長寧区は黄色いブランドの方が多いのだけど、縄張りがあるのかなぁ。

☆普段いつも持ち歩いているカメラはX100Fだが、最近調子が悪い。この日も誤作動が続いていたので、家に戻り全ての設定をリセットしたら復帰。たまにあるよね、デジカメは。


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