海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

夜上海 現代のレンズ 3

2010-06-25 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
3年以上前に撮影した解体中の路地裏だ。この場所では、露光30秒間にマグライトを揺らしながらシャドウを補う。フィルム時代も同じ事をやっていた事があるが、デジタルになって非常に楽になった。昔は、ポラ撮影して確認するのが基本だったが、このような撮影の場合マグライトで同じライティングをする事は非常に難しい。今は、何度でもやり直しが出来るので色々な実験ができる。
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旅するカメラマンにお勧めのLEDライト

2010-06-24 | 使える中国製カメラ機材
私の普段のバックの中身は35mm f2と85mm f1.8とLEDライトが1~2個入っている。そして、肩には5Dマーク2に50mm f1.4が付けてある。これ以外のレンズはほとんど出番が無い状態だ。ズームレンズなんて仕事以外で2年以上持ち歩いた事はないし普段持ち歩く気にもならない。時々、面倒だが撮影の目的が決まっている時に仕方なくアルミ製の小型軽量三脚を持ち出す事がたまにある。当然の事だがカメラバックらしくないバックを選び仕切り付きのクッション材を入れて使っている。
以前は、LEDライトの代わりにサンパックの小型ストロボPF20XDにラジオスレーブ付きがバックに入っていたが、今ではLEDがメインになってしまった。それは、室内の光の雰囲気を壊さないようにLEDライトで補う事を覚えたらストロボの大雑把な光が使えなくなってしまったのだ。
1970年代後半、私がスタジオマン時代だった頃にアイランプ1灯で光を工夫して撮影をする事を覚えた。つまりそれが今はLEDライトにとって変わるという時代が来たのだ。このライトはデイライトに近い色温度で熱が出なくバッテリーで光を作れ寿命が長く軽いという大変便利な代物だ。
上の写真は、私の上海事務所から見える風景だ。左がLEDライトをフィルターで3500ケルビンくらいに落として窓枠に当てているが、右の写真はライト無しだ。この写真では、どちらが良いかというよりどちらが好きかという事になるが、工夫すれば色々な使い方ができるのがこのLEDライトだ。
私が使っている4種類のLEDライトはすべてが中国製で全部で4種類7個持っている。このほかに、スポット用にLEDのペンライトとタングステンの大型マグライトを使っている。
この大型のマグライトは夜間の撮影時にシャッターをB(バルブ)にしてカメラから離してシャドウ部を持ち上げる為に使っている。また、いざという時の武器にもなるので手放せないライトだ。
Aのライトが一番軽量コンパクトで単三電池2本で光ってくれるので懐中電灯や非常用にも便利。
Bは、単三電池4本なのでAよりひと絞り明るいので、補助光にはちょうど良い。
Cは、フィルターなしで色温度を変換できる優れもので、いつもバックに入っている私の友だ。バッテリーはリチウム電池。
Dは、完全に仕事用になっている。これは、光量がバリアブルで調節できるので大変便利だ。目安はIS0400で1mの距離シャッター1/30  f1.4半からf5.6半まで調節できる優れものだ。また、この4種類の中で色が一番良いが他に比べるとやや大きい。技術が進歩してこの半分のサイズで光量が同じなら毎日持ち歩くだろうな。
興味のある人は、ヤフーオークションで「LEDライト 写真も動画もOK大容量リチウム電池付光量バリアブル可」もしくは、「LEDライト☆バリアブル色温度変更可能3600度-7000 便利」で検索願います。
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夜上海 北京東路沿い 現代のレンズ 2

2010-06-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
外灘付近は、その昔上海でも一番栄えた場所なので立派な建物が多い場所だ。外灘から北京路を西に向かうと色々な面白い風景に出会う事ができる。以外と昔の面影が残っている場所なのでお勧めだ。
この国の鉄道の駅前というのは以外と栄えてない。それは、鉄道が最も安い交通移動手段なので地方から都会へ出て来る人達のたまり場になっている事が多い。なので店を開いても儲からないのだ。

middle

この建物の右側部分には美しいバルコニーがある。ここにチャイナドレスを着た女が立ってタバコを吸っているだけで1930年代の上海になってしまう。
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夜上海 北京東路240号 現代のレンズ1

2010-06-22 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
この写真、2007年頃に現代のレンズで上海の夜を撮影していた時の写真だ。久しぶりに見ると非常にシャープで申し分ない画像に仕上がっている。しかし、どうも私には物足らなく現代のレンズで上海を撮るのをやめてしまった。その後、ピンホールでの撮影が始まり、2008年の終わり頃には1970年代以前のレンズで撮影が始まった。しかも性能のよくない補正レンズで画像の解像度を落として撮影している。
年齢と共に自分の目の解像度も落ちてきた(近視と乱視が入り交じり遠視も入っている)のと時を同じくしてワイドレンズを避けるようになってきた。今の自分の視覚に一番合っているレンズの焦点距離は65mmから70mmくらいが一番自分に合っている。次が50mmでその次が100mmだ。
撮影場所は、北京東路と四川路の交差点付近。 2007年撮影
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上海 武康大楼(ノルマンディアパートメント)

2010-06-21 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
上海で有名な武康大楼(ノルマンディアパートメント)は1924年に出来たルネッサンス風の建築だ。淮海中路と武康路の三角路に建つこの建物はこの角度から見るのが一番美しい。それと、ここの複雑な五叉路が人々の動きをうまく制御してくれるので撮っていて飽きない場所だ。

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