海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

紹興東の宿はグランドニューセンチュリーホテル

2017-12-10 | 写真日記

ホテルのロビーから

 

ホテルのラウンジ

 

本来なら仕事の打ち合わせをして日帰り出来るのだが、私が関わっている工場の老板(社長)とは付き合いが長く、必ず一泊して昼飯と夕飯を食うのが定番になっているので、どうしても一泊せざるをえないのだ。この大陸の客をもてなす習慣は田舎に行けば行くほど残っていて、これを理解しないと仕事がスムーズに進まないのだ。工場へ着いてもいきなり仕事の話はせず、まずは茶を飲みながら本題とは外れた話から始めるのが大陸流儀。

今回は不良パーツの作り直しした物の確認と、新しい商品の試作品をその場で作ってもらい持って帰るのが目的。待つこと数時間で二つの試作品をその場で作ってもらったのだが、これは普通ではなかなか出来ない事なのでとても感謝。この二つの商品は来週日本に持って帰る予定。

泊まった宿は、この紹興東駅付近で一番レベルの高いGrand New Century Hotelだが、一見大陸の田舎町とは思えないくらい豪華なホテル。このホテルの建物のトップが金色の座薬の先っちょのような形をしているので、私は金座薬大酒店と勝手に命名。

☆最近大陸で良く聞く話は、経営者が何を作ったら良いか分からないと言い出している。まぁ、これはすでにコピーする物が無いと言う事と同じ意味に当たる。そして、そういう言葉を口にする人の年齢は50歳以上の人達。コピーする能力は相当長けているが、新しい物を創造する能力は相当欠如しているのと、そういう頭の使い方をしてこなかった経営者が多すぎる。

☆GFX50S+RE Auto Topcor58mm f1.4

 

 

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上海から紹興の工場へ中国新幹線で

2017-12-08 | 写真日記

年に何度か地方の工場へ行かなければならないのだが、最近は中国新幹線を使う場合が多い。 上海市から紹興市くらいなら今までは車で行っていたのだが、高速道路の渋滞もあり時間を読まないと相当時間がかかる場合がある。という事で、最近は中国新幹線のお世話になっている。ただ、この新幹線も利用客が相当増えてきたようで、目的地のチケットが取れない場合も多く途中乗り換えしなければならない事も増えてきた。紹興東駅から上海虹橋駅に向かうチケットが取れず、途中の杭州東駅で乗り換えたのだが、次の列車までの約1時間をKFCの不味い珈琲を飲みながら過ごした。

下の画像は、杭州東駅の駅構内だが。この国の鉄道のシステムは列車発車時刻の10分前でないと駅のホームに入れない仕組みになっているので大混雑。これが、春節前だったらどんな事になっているのか想像もつかない。

 

杭州東駅で

 

駅のホームで

 

相変わらず建築ラッシュ

 

新幹線の窓から

 

新幹線の車内は以前より少しだけ乗客のマナーは向上しているようだ。車内から流れるような外の風景を見ていると、相変わらず建築中のマンションが延々と続いている。目的地の工場周辺もマンションだらけだが、依然として購入する人が少ないようで人の気配がない。

☆GFX50S+Topcor58mm f1.4

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プラタナスの次は銀杏の葉

2017-12-05 | GFX+オールドレンズ

 朝自宅を出ると昨日は無かった銀杏の葉が大量に落ちていた。昨日は風もなく寒くもなく穏やかな日だったが、こんな日はPM2.5が最悪だろうなと思って大気汚染度を調べてみると、指数200超えと最悪。

 

自宅前の路地 GFX50S(1x1)+Canon FD 35mm f2  f4で

 

GFX50S(65x24)+Canon FD35mm f2 開放で

 

GFX50Sを持って撮りたい場所があるのだが、ずっと時間が無くて行けてない。所有のオールドレンズ(35mmカメラ用)のテストもほぼ終わり、GFXで使えるレンズとそうでないレンズの見極めも出来た。様々なブランドのレンズをテストしてみると、メーカーのレンズに対する考え方やクセが色々と見えてくる。良いレンズと言う定義は様々なので、それを抜きに、私自信の座標軸で決めた好きなレンズを残し、重複するような描写で同じ焦点距離のレンズは少しずつ嫁に出している。

GFX用のレンズは使わないの?と必ず聞かれるが、今のところ購入予定はまったくない。値段が高いからではなく、あまりにも出来た画像がシャープ過ぎるのとAFは今の私には必要ないからだ。まぁ、GFXレンズで無ければ撮れないようなテーマが見つかれば、そのうち買う事になるでしょうね。

FujiのGFX50Sの良いところは、ボディ内シャッターが内蔵されている事と、専用レンズ以外のほとんどのレンズが使える事と、33x44mmというセンサーのサイズだ。これ以上センサーサイズが大きいとレンズの選択肢が相当狭くなるからね。

☆本日から地方の工場へ行き一泊

 

 

 

 

 

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AlipayとWechatpayで現金不要

2017-12-02 | 写真日記

スマホのAlipay画面(英語表記も選べる)

 

大陸での決済は、ほとんどの支払いをAlipayとWechatpayで出来るので、いつも現金は300元(約5000円)くらいしか持ち歩いてない。上海のコンビニに行って見てみると、今年に入ってから現金で支払う人をほとんど見たことがないくら電子決済が普及している。こんな話を大陸の事を知らない日本に住む日本人に話すと、スマホを無くしたらどうするの?という、何事も否定から入る人が結構多い。それは、現金やクレジットカードが入った財布を無くした事の方が怖いよと言い返す。

中国ではVisaやAmexなどのクレジットカードが使えるのはホテルくらいで、銀聯カードが主流だった時期が長かったが、このカードも最近は使う人を見たことがない。私の友人が経営しているローカルの飯屋では、カードリーダーの契約料やその端末が高いので銀聯カード支払いを廃止し現金かAlipayのみに方針転換した。日本と比べて中国では偽札の問題もあり、支払う方も受け取る方もそれに気を使わなくて済む事も電子決済が普及した要因だろうね。

今、新しい事をやりたければドイツのベルリンへ行け、未来のシステムの実験場を見るには上海へ行けと言われているくらい、上海は時代の変化のスピードが早くてそれを実践している都市だと言える。何事も否定から入る日本と中国のように便利な事に対して肯定から入り、即実践し修正しながら突き進む国民性の違いは大きい。

私が上海に住んでいる理由をよく聞かれるが、その答えは何事も決定が早く即行動に移せる事だ。これは、絶対に今の日本では出来ない。ただ、目的の完成度を高めるまでの過程で紆余曲折がある事は認めるけどね。

 

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