今日は、なんやかんやで、ほぼ一日中、会議づくし。
こうゆう一日も珍しい。
で、会議の午前の部は、議会運営委員会(※)だったのですが、
この中であげられた一つの議題について、議論が、えらいこと紛糾しました。
(※ 議会運営委員会は、議会を円滑に運営するため、
議会運営全般について協議することを目的として、設置された委員会です。)
ネタは『(仮称)議会改革特別委員会について』。
まずは、↓こちら↓をご覧下さい。
(注 太字部分は強調のため、私が太字にしたもので原文は太字ではありません。
定数に関する( )も、分りやすくするために、説明を加えたものです。)
(仮称)「議会改革特別委員会」設置についての申し入れ書
平成20年6月第5回定例会において、(仮称)「議会改革特別委員会」を
下記のとおり設置していただきますよう要望いたします。
記.
1.名 称 (仮称)「議会改革特別委員会」
2.所管項目 議会改革の推進に関する件
3.定 数 8人(⇒各会派代表×1名、無所属議員×1名、副議長×1名)
4.設置機関 当分の間
5.設置理由
市民の負託に応え、集中的、継続的、効率的に議会改革について、
法定の委員会で調査・審議する必要があるため。
6・その他 本特別委員会出席に伴う費用弁償は支給しない
(規則改正を市長に依頼する)
以上
ちなみに、申し入れは、
〇西宮市議会の全6会派中、5会派の幹事長の連名で
〇議長宛に提出
という形が取られています。
これまで個々の会派や議員が、それぞれの立場から
議会改革の必要性を訴えてきたという流れはありました。
けれども、現実には議会改革は遅々として進んでいません。
特定の議員や会派が、自分たちの意見だけを言っていたところで、
なかなか話は前に進まないというのが、これまでの現実です。
ネタが「議会改革」という、私たち議員自身の、いわば処遇・待遇に、直接、
関わってくるものである以上、ある意味、当然のことなのかもしれません。
だからこそ、
「公式・公開の場で皆が集まり、議会改革という超・重要課題に取り組むべきだ!」
という意志が、『(仮称)「議会改革特別委員会」設置についての申し入れ』という形で
議会の大部分の同意を得て、提出されたというのは、
非常に重要な意味を持ったことだと思うのです。
(5会派幹事長の連名で提出されたということは、少なくとも、
全議員44名中34名(当時)の合意があったということを意味します。)
私なりの理解ではありますが。
委員会の設置自体に反対している会派の意見は、結局は
『「議会改革特別委員会」が設置されれば、当然、議員定数削減も
議論の対象となることが予想される。
しかしながら、我々は、議員定数の削減が議会改革であるとは思わない。
よって、「議会改革特別委員会」の設置は認められない。』
ということに収斂するように思われます。
でも、それって、どうなんやろか、と。
ある特定の問題だけを上げて、
「これは、やるべきではない!」「これをこそ、やるべきだ!」
という意見を、個々バラバラに述べるだけでは、結局のところ、
話が先に進まない可能性が高いのは、現実を見ても、明らかです。また、
「それが、議会改革に寄与するのか?議会改革と呼ぶに値するのか?
他に、もっと重要なことはないのか?それぞれの重要度はどうなのか?」
といった点について、それぞれの考え方を公開・公式の場で協議し、
明らかにしたうえで、それぞれの課題に取り組んでいくことこそが重要だと、
私は思うのです。
議会や議員に対する信頼が、ここまで失墜してしまっている現状を踏まえ、
我々自身が議会として明確な姿勢を示し、きちんとした改革を行っていくこと。
これこそが、今、議会に求められている、とても重要なことの一つでは
ないのでしょうか。
特別委員会の設置については、本日の議会運営委員会では決着がつかず、
改めて、次回の議会運営委員会で議論されることになりました。
なので、最終的なご報告ができるのは、もう少し先のことになりそうです。
追ってのご報告は、また後日。
それでは今日は、ここらで失礼します。