西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

駐車場については甚だ、ビミョー。が、他テナントに又貸しして過大な賃料を取る考えは改めらました!@西宮商工会館×建替えの件

2021-08-23 15:53:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨夜放送のサイエンスゼロ、コロナワクチンの特集でしたが、是非とも多くの方にみて頂きたい内容でした。
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エピソード - サイエンスZERO - NHK

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●新型コロナワクチンとして使われているmRNAワクチンって、どういうもの?
●こんなに短期間で開発されたのに信用できるの?
●副反応が起きる(かつ頻度が高く、症状もきついという印象)のはなぜ?
●長期に及ぶ人体への影響を懸念する声もあるけど、そこらへんどうなの?
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といった、よくある疑問への答えが分かりやすくまとめられていて、とてもいい感じでした。
9/11の11時から再放送もあるようですし、興味おありの方には是非!

さて本題、ちょっと飛ばしてしまっていた一般質問のご報告の続きです。
内容は西宮商工会議所の拠点施設である、西宮商工会館の建替えについて。
3回前のブログで述べた内容を踏まえ、今日からは具体的な質疑内容のご報告です。
それでは、どうぞ。
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【質問①】
単に公益事業の用に供されているからという理由だけで安易に土地を無償貸与するようだと、福祉部局等において市の保有土地・建物を他者に貸し出している事例との整合性さえ取れなくなる。
なぜ時間貸し駐車場や他テナントへの又貸しに利用される土地を無償貸与するのか?
適正な土地使用料を徴収するべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁①】
まず駐車場用地の無償貸与については、前提として本市の「財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例」第4条にあるとおり、公共的団体が公益事業の用に供するときでなければなりません。
新商工会館建替の計画において、当初は時間貸し駐車場の事業者に土地を使用させ、その使用料に相当する額を西宮商工会議所(以下、「会議所」と言います。)が受領することになっておりました。
市はそのように単なる一般向け時間貸し駐車場となる利用形態をとる場合は会議所から土地の使用料を徴収すべきと考え、負担を求めておりました。
しかしその後、会議所は駐車場を直営の商工会館利用者専用駐車場へ運用方法を改めました。
有料とすることから年間約87万円の収益が見込まれておりますが、その収益は会議所の公益事業に使用されることが前提となっており、来所者のために設置される駐車場運営は公益事業の一環と考えられることから、土地の無償貸与が条例に反するものではないと考えております。
また、他の事例との整合性についてのご指摘についてですが、例えば、市有地において事業者が運営する駐車場の管理費用内で利用者から料金を徴収し、余剰がでた場合は市に収めることとなっているケースが存在することも認識しております。
しかし、会議所の場合、駐車場運営の主体が民間事業者とは違い公共的団体であるため、収益が出ることをもって条例で定める要件から外れるものではないと考えます。
一方で、繰り返しにはなりますが市の土地を無償貸与とするためには、駐車場運営により産み出された収益が公益事業に使われることが前提であることから、市は、収支の状況を確認し、収益が出ている場合はその使途を明確にするなど責任を持ってモニタリングしてまいります。

次に商工会館内に入居するテナントについては、公共的団体と認められる3団体の入居が予定されております。
その賃料は、当初の収支計画では坪単価1万3299円として積算されておりましたが、現在は西宮商工会議所が実費負担を基本として調整中であると聞いております。
新たに建設される商工会館は会議所が所有するものであり、テナント入居者から実費負担分を使用料として徴収することは問題がないと考えており、また、テナント部分に相当する土地の使用料については、入居予定者が公共的団体である場合には条例上の無償貸与の条件に当てはまるものと考えております。
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【意見要望①】
テナントへの又貸しについて「実費負担を基本として調整中」という現状が示されたことは妥当だと思います。
駐車場については、基本計画時に一般貸しで年間876万円のプラスを見込んでいたのが、専用駐車場とすることで年間わずか87万円の利益になるのであれば、そもそも「商工会館利用者の専用駐車場としたうえで、運営を」「直営で行う」必要があるのか?そこから得る収支の予測が妥当か?信用できるのか?といった点に強い疑念を持っています。
とは言うものの「収益が出た場合は」「公益事業に使われることを確認する」など「透明性を確保してまいりたい」という考えが示されたことは一定、評価できます。

重要なのは、リゾ鳴尾浜であった「隠れ補助金を延々と繰り出し続ける!」という間違いを、二度と犯してはならないということです。
リゾ鳴尾浜については破綻確定後、建設常任委員会で各委員から厳しい意見が述べられました。
その際、北田副市長からは重く受け止め、大きい意味での責任を果たしていきたい旨、発言がありました。
今後あらゆる分野において、二度と同様の事態が起きないようにすることこそが、大きい意味での責任を果たすことである。
そういう強い自覚を、市全体として持っていただきたい。
強く要望します。

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感覚的には一勝一敗という感じですね、この話。
ただ他も含めて、私がツッコまなかったなら、そのまま行ったであろう部分を少なからず是正出来た面はあると思っています。
ややこしい内容が多く恐縮ですが、も少し、ご報告続けさせていただきますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。