現・高木小学校区内への新小学校設立に関するパブリックコメントの
提出締切は先月・18日でした。
で、その期間は終わり、16人の方から34件の意見が出たとのこと。
というわけで、今日は午前中に、
○パブコメ結果の報告
○パブコメ結果を元に、「小学校新設整備事業基本方針」の一部を
改訂した内容
等を議会に報告するべく、
市民文教常任委員会が開催されるとのことだったので
傍聴に行ってきました。
で、つらつらとおもったことを改めて。
文部科学省は30学級を超える学校を「過大規模校」と定義しています。
文部科学省によると、学校が、この規模になると、
「良好な教育環境の提供という観点から見て、いろいろと問題がある。」
ということなのだそうです。
ちなみに現時点で高木小学校の学級数は33学級と、
ここで言う過大規模校にあたります。
そういう意味でも、高木小学校の現状の改善が喫緊の課題であったことは
言うまでもありません。
でも、実は、周辺の小学校で見た場合、
問題があるのは高木小学校だけではないのですよ。
これ、以前から、ブログでも書いている内容ではありますが。
例えば、高木小学校と校区を接する瓦林小学校は、
平成28年度には過大規模校になると予想されています。
しかも、現時点で既に7つもの仮設教室が設置されています。
これ、明らかに児童・生徒数に比べて、学校の規模が小さすぎます。
また、同じく校区を接する樋ノ口小でも
2つの仮設教室が設置されているうえ、
平成28年度には過大規模校目前の30学級まで学級数が膨らみます。
しかも、これも再三書いていることですが、この推計は、
今後開発可能な土地は含んでいない、いわば低位予測です。
なので、予測よりも大幅に児童・生徒数が増えることも十分、考えられます。
この地区には田畑等もたくさんありますし。
(ご参考:瓦林小・樋ノ口小・瓦木小・瓦木中の児童数推計@20130215 )
こうした状況を考えるなら、「新小学校設立!」というのは、
現在の高木小学校区だけでなく、
周辺の小学校も含めた教育環境の改善を図る
絶好の機会だと思うのですよ。
である以上、現在の高木小校区内の分割のみでお茶を濁すのではなく、
瓦林・樋ノ口など、隣接小学校のことも十分、検討範囲の中に含めて、
議論を進めるべきだと考えます。
でなければ、将来的に、
「やっぱり瓦林小学校がパンクした。。。」
というような事態が起こることも十分、考えられます。
なにせ、市は、そこに阪急・武庫川新駅をつくるための
調査費まで計上しているぐらいなのですから。
駅ができれば利便性が向上して、
人口が一層増えるのは確実なわけで。
更に言うなら、
○高木小と瓦林小で町が分割されている大森町
○高木小と樋ノ口小で町が分割されている荒木町
というように、一つの町が複数の校区に分割されている現状も
この機会に正せないものかと思うのです。
私は、町こそが地域コミュニティの基本だと考えています。
だからこそ、それが校区によって分割されている現状は、
なんとかならんもんかと思うのです。
どうしても、地域活動なんかは小学校区が一つの単位となっている側面が
とても強いわけで。
ところが現状、市が明らかにしている内容を見ると、
「町が分割されている現状を是正する」どころか、
「せっかくまとまっている町を分割する」考えまで垣間見えます。
それは新設小学校に関して、教育委員会が「新設校設立推進委員会」に
提示した4つの校区案に顕著に現れています。
市が示した新設校の校区案は
①野間町・林田町・伏原町・薬師町
②野間町・林田町・薬師町
③野間町・林田町・伏原町と薬師町の一部
④野間町・林田町・薬師町と伏原町の一部
の4案。
おいおい。。。
普段は、「地域と共に育つ学校」とか「地域の皆さんのお力が会ってこそ」とか
言ってるくせに、よう、こんな案、提示してくんなあ。。。
なに考えてんねやろ、一体。。。
この話、まだまだ、言いたいことがあるので、後日、続けます。
というわけで今日は、これまで。
それでは失礼いたします。