西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「誰に何を伝えたいのか?その施策の目的は何なのか?」を意識するだけで、行政サービスの質は向上できる。重要なのは、そうした意識を持つことです!

2020-12-07 08:52:15 | 市政全般に関連すること

某・市職員さんの
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●市役所にはたくさんの部署がある
→市役所は、言わば中小企業の集合体であり、個々の予算と事業計画がある。
→それぞれの事業は、各課が企画・プロモーションをしっかりしなければ単に予算を浪費していくことになる。
●まずは事業の目的と達成のための手段が有効なものであるかを確認しなければならない。
→手段を活かすためには、広報が大切。
●広報課はあるが、西宮市役所業界の「業界紙」発行会社みたいなもの。
→市政ニュースに載せたからといって、きちんと広報したとは言えない。
→全ての課において、もっと広報を勉強するべき!
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という主張に、強く同意。
この主張の骨子は、広報の重要性を訴えるところにあると思うんですよね。
その分かりやすい版としておすすめ頂いた本も、さらっと読めて勉強になりました。
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一方で、広報のみならず「誰に、何を伝えたいのか?」を意識すること、とても重要だと思っています。
例えば以前コロナによる影響が深刻化し、学校が長期間の休業を余儀なくされた場合の具体的な対応方針が示されていないことを問題視するブログをアップしました。
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コロナによって、学校が長期間、休校・学級閉鎖となった場合の対応が示されるのは12月中旬!?それって、いくらなんでも遅すぎるでしょ…@2020年11月のブログ

指摘を受けて、市は、臨時休業措置等の際の学業保障の基本的な考え方を11/30にHP上にアップしました。
その内容が、こちら。
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指摘を受けて、前倒しで方針を発表したこと自体は評価できると思っています。
また重要なのは、ここに示した内容をきちんと遂行できるよう、様々な課題を整理・解決することであるのは言うまでもありません。
が敢えて、その点を措くとしても、この内容、いろいろビミョーだと思うんですよね。

まずはタイトル。
「ICTを最大限に活用した具体的な取組み~西宮が目指す教育の情報化Ver.1.1」は違うでしょ…と。
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むしろタイトルとするべきなのは、①で示されている「臨時休業措置等の際の学習保障に関する基本的な考え方」であるはず(これも随分、硬いとは思いますが…)。
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そして、その下に「臨時休業等の場合であっても、教師が児童生徒の日々の心身の状況を把握し、生活のリズムづくりや学習の歩みを止めることのないよう支援する!」という決意を最初に示すべきだと思うんですよね。

また、この資料の目的は、そもそも「長期休業措置等を取らざるを得なくなった場合に、子供たちが、どのような体制で臨むことになるのかを保護者に広報すること!」であるはず。
ならば重要なのは
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●右の図で示された大まかなスケジュールを、より分かりやすく具体的に示すこと
→抜けている時間帯を明示することは必須(このままだと「10:20~13:00は???」ということになりますよ…)
→②③で示された内容をもっと分かりやすくしてスケジュールに落とし込む
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ことだと思うんですよね。
(多くの保護者は、同期・非同期・ハイブリッドなどという単語は知らないでしょう。
 そこももっと分かりやすくしないと…
 なお、ここら辺の用語については以下のブログをご覧いただくと、イメージがつきやすいかと思います。)
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【ご参照】
コロナ対策だけではない、未来を見据えた学校教育のあり方。文教都市を名乗るまちとして考え・示すべきは、そこだと思うのです。@2020年11月のブログ

また②⑤に示された内容についても、きちんと示すことが重要でしょう。
ここが担保されていなければ、全家庭を対象とした上の措置など取れませんし。
そして、なによりHPにひっそりアップして終了!ではなく、「万一の場合、市はこういう対策を責任を取って取ります!」ということを、保護者の皆様にきちんと知っていただく必要があります。

一番最初に述べた内容とも重なりますが、目的は「広報した!というアリバイを作ること」ではなく「保護者・生徒に安心してもらえるような対策を整え、その形を、しっかりと知ってもらうこと」だと思っています。
そして、そうした目的意識をもって仕事を進める意識を持つことこそが、あらゆる分野において、きわめて重要なことだと思っています。
そうすれば自ずと、仕事のあり方や、それに取り組む意識も変わってくるし、業務の見直しなんかも進むはずだと思うわけで。

私自身も自戒を忘れず、日々の仕事に取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


議員へのタレコミがあること自体、仕組みが機能していない証拠では?第三者を中心とした、告発への対応体制を整備するべきです!

2020-12-03 09:15:37 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

以前から気になっていた芦屋市のパワハラ事件について、続報があったようですね。
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芦屋市パワハラ問題 第三者委員会が初会合@2020/11/30付・yahooニュース


むちゃくちゃザックリまとめますと、
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●部長級の男性幹部が、複数の部下に暴言を吐くなどのパワーハラスメントを繰り返していた
→市長らがパワハラが疑われる情報を得ながら、適切な対応を取らなかった
→議会からの問題提議もあり、市内部で調査委員会を作ったが、様々な面から問題の指摘が続いた
→第三者委員会は設置されたが、今後も様々な展開がありそう…
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という話です。
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【ご参照】
芦屋市役所でパワハラが問題に... 同様の事態の発生を防ぐため、人事制度でも対策を講じるべきです!@2020年6月のブログ

本市でも、こうしたハラスメント防止のため、「ハラスメントの防止に向けて」という冊子が作られ、その中には「西宮市ハラスメント苦情・相談流れ図」も示されています。
が、ここで示されている流れには、いろいろと改善すべき点があると思っています。
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上図で見ますと、例えば、
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①苦情相談窓口として設定されているのは市職員だけ
→弁護士等、外部の相談窓口が必要ではないか?
②事実関係の確認調査も、市職員が行う形になっている
→弁護士等によって構成される第三者委員会が確認・調査を行う形の方が望ましいのではないか?
③申し出た職員に対する返答の流れがない
→何らかの形での回答は必須ではないか?
→申し出た側が不服に感じた場合の対応に関する定めは不要か?
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といったあたりは非常に気になるところですね。

またハラスメント以外に、内部公益通報(=組織内で社会的な倫理違反やコンプライアンス違反の発生またはそのおそれがあると知った人が、そのことを組織内部または組織の指定した窓口に通報すること)の流れも設定されています。
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ハラスメントと同じ視点から考えると、
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①´ 窓口として弁護士が設定されているのはOK
→連絡先は、分かりやすいように明示した方がよいのでは???
②´ 調査委員会は、第三者によって構成される方がよいのでは???
③´ 調査・措置結果の通知が明確化されているのはOK
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と感じます。
総じて、ハラスメントより公益通報のほうが仕組み的にしっかりしている印象ですね。
一方で、個人情報保護や、なあなあで終わらせない姿勢を確保する!という観点からは、両方とも見直すべき点があると感じます。

ぶっちゃけた話、私の元にも、こうした類の情報が寄せられることが少なからずあります。
が、それが議員のところにやってくること自体、どうなんやろ???と思ったりもするんですよね。
市の仕組みがきちんと整理され、機能し、十分認知されているなら、情報は、そちらにいくはず。
にもかかわらず、それが私のところに来ること自体、市の仕組みに対して不安・不信感があったり、よく分からなかったり、という面があるということではないのか???と思ったりもするわけで。

現実に他市で起きた事例である以上、西宮市でも同様の問題が発生する可能性はあるはず。
ならば、他山の石とするべく、しっかり意識し、現在行われている本市の対策にも反映していかなければなりません。
今後の芦屋市での議論も踏まえ、現状の是正を求めてまいります!

今日から12月議会×一般質問スタート。
議長業務を遂行するのはもちろんですが、しっかりインプットにも努めます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


「県内・市内医療機関の病床使用率が高まり、医療崩壊の懸念が強まっている…」との情報提供がありました。改めて、基本的な対策の徹底をお願いします。

2020-12-01 00:06:44 | 主張・広報と活動のお知らせ

先週金曜日に開催された「新型コロナウイルス感染症対策本部(第98回) 本部会議」の議事録が送信されてきました。
以下、市民生活に関連が強いと思われる部分のみ抜粋。
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●病床の逼迫具合、療養者数及び直近1週間の陽性者数も高値を認めており、爆発的な感染拡大の可能性がある。
●県内、市内医療機関とも病床使用率(重症含)が高く、医療崩壊の懸念が強まっている。
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というのは、かなり厳しい状況ですね…

どこまで行っても、できることには限りがありますが、改めて、マスクの着用、手洗い・換気の徹底といった、基本的な対策に努めていただきたいと思います。
また陽性と判明した場合、発症日の前日から14日間の行動履歴を保健所に報告する必要があります。
この行動履歴の把握に保健所が手間取りがちであることから、保健所の業務負担が極めて過大な状況に陥りつつあるとのこと。
万一の事態に備え、皆様には日頃から、普段の行動を把握しておけるよう心掛けていただければと思います。
私も改めて、そこらへん徹底していこうと思います。

という情報提供と広報のブログでした。
それでは、これにて失礼いたします。