四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

時干支違えば(1)

2013年05月12日 22時57分07秒 | インポート
みごとな黄バラが咲きました。

☆難易度Ⅰ
  実命での解明が事実事象と照らし合わせて検証できるのでよいのですが、なかなかありません。それに有名人は、もしかしたら、あてにならないこともあります。
 当ブログは四柱推命のお勉強を兼ねている要素もあります。事象はわからなくても八字の解明をするという点では問題がないということで、本日命というのをよく取扱います。書いている時間に生まれたとしたら・・・という設定が多いです。それも飽きてはきます。書くほうとしては・・・!!

 本日でしたら、
  癸巳
  丁巳
  戊寅
  〇〇 です。
八字の中で一字だけの違いでも、命運は変わってくることもよくあります。事象にも差が出てきますね。比較するということでは、これまた大変なお勉強になるかと思います。
 先月は木旺と土旺では・・・というのをやってみました。巳月についてはありませんので、時干支の違いでみてみたいと思います。

① 戌の刻
癸巳
丁巳
戊寅
壬戌

日干戊土は火旺生まれで戌にも根あって強。甲木の疏土を第一にとりたいのですがありません。壬水は調候で日干には有情。壬によって戌はやや湿になり、戌中の辛金を生じます。そして辛金は壬水に。日時干支で土金水と転々と流があります。日支寅は戊土を制する力はなく、生巳火。
大運で甲官殺が来ても十分対抗可です。

 日干強
 用神:壬
 喜神:金水
 忌神:火土
 閑神:木
 調候:壬 と取ります。

② 亥の刻
 癸巳
 丁巳
 戊寅
 癸亥

 日干戊土は同じく強。日干は癸水と貪合。地支は亥寅の合あっても減力というより、亥生寅生巳と流れます。つまり亥水は寅から巳そして戊日干への日干に流れる形。癸財は弱で戊の剋を受ける形となります。通関の金食傷が欲しいところです。
 また官殺の甲が天干にやってくるのも喜となり、財官の喜象です。

 日干強
 用神:取れず
 喜神:金水
 忌神:火土
 閑神:木
 調候:壬水

と同じではありますが、①の壬戌のほうが良いでしょう。

③ 子の刻
 癸巳
 丁巳
 戊寅
 甲子

 日干戊土はやはり強。しかし根がありません。甲官殺は寅に根あって日干戊土を制しにかかります。また子は生甲寅で官殺を強めています。寅は上記2命と同じく生火して、この八字では「化殺」の意となります。根がないのが残念ですが、禄人格に殺の形に準ずるかとは思われます。辰戌などの根がほしいです。

 日干強
 用神:甲
 喜神:土金水
 忌神:火(特に丙は甲を通関して忌)
 閑神:木(甲乙は喜、寅卯は生火して忌)
 調候:壬

このように見ていく上に大運を絡めていきますと、これまた喜忌はわかれてきます。
例えば、逆行運ですと

 第一運:丙辰
 第二運:乙卯
 第三運:甲寅
 第四運:癸丑
 第五運:壬子・・・となっていきます。

さて、この大運は木旺から水旺へと巡ります。
① は木旺運は問題ないでしょう。十分に天地に官殺は任じられます。
水旺運も調候と扶抑のいずれからも大丈夫です。

② はこれも何とか!!地支印多ですが、財官の水木は喜神。

③ 天干は官殺混雑。地支は寅卯が生火そして生日干となります。根がほしい八字です。第一運丙辰は忌です。甲木の疏土が丙によって不可能となりますし、印多の忌です。

順行運ならどうか、やってみてください。


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コメント
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