青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

「男女平等」同権の魔性 (中)

2011年01月27日 | 人生設計
今年の冬の積雪は、平年よりは多くなっている。
この雪の特徴も、とても重い雪なのだといわれ、その為に家屋が潰されるとか倒木などの被害が続出している。
また太平洋側では、高乾燥状態の日が、ここ一カ月近く続いているという。
こうした今冬の気象の原因は、日本海の海水温度が平年に比べて高いため、その為に季節風が日本海を通過するに伴い多くの水蒸気が吸い上げられ、それが本州など中央の山脈にぶつかって大雪を降らせる。一方太平洋側は、それによって乾燥状態が続くという状態になるという。

日本海の海水温が高いのは、昨夏の猛暑の影響に加え、台風が少なかったからだとも言われるが、それだけではなく、我々人間生活の遺棄したものも影響しているだろう。
その一つに、日本海側には、ざっと数えてみただけでも30以上の原子力発電所がある。
この原子力発電所から排出される高温になった「海水の冷却水」が、異常気象と共に、過疎地で少子高齢地域に高負担を強いるような大雪を降らせているという事になる。

こういう地方の苦しさにお構いなく都会では、「男女平等、同権」を詠い、24時間営業化した社会生活が常態化していて、むやみやたらと電気を使用する。
「きらびやかに,厳かに、華々しく、栄誉を求め」たりしながら、浪費していく。
それが、諸に弱く貧しい地方の上に覆いかぶさる。
そこには、「強いて求めず、強いてせず、強いて頼らない」というような節度は無く、むしろ「金次第」という論理を通し、それによって企業も「金が入るから」という論理に立つ。

この「強いて求めず、強いてせず、強いて頼らず」という事の「思いやり」ともいえるものが、「男児平等、同権」という魔性性によって崩壊していることから、何もかもへと崩れかけていくことになる。

「新型インフルエンザ」に加え、「鳥インフルエンザ」が猛威をふるっているのに、野球やサッカー、ドラマや演劇ばかりか、そうした俳優なんかの尻ばかり追いまわして「キャーキャー」言っているのが、「男女平等、同権」の主旨ではあるまい。
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