二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

かんぽの宿・・・政治献金問題

2009年03月05日 | 社会
最近、総選挙が近くなってきたためか、世の中がやかましくなってきています。

日本郵政の”かんぽの宿”を不当な売買によりオリックス不動産へ売り渡した問題がありました。それに鳩山総務相が待ったをかけました。当然のことだと思います。これは国民が国を信頼し人生の安心のためにかけた簡易保険のお金を使って建てた施設です。国民のものだと思います。財政投融資や官僚の天下り問題があったとしても、単に民営化することで解決しようとすること自体が問題なのだと思います。それに、まだ郵便局関連の株は100%、国が持っています。

小泉さん、竹中さん、その背後の人たちが進めてきた郵政民営化がここに来て、この政策の真実が明るみに出てきています。私たちは、なぜ今この問題が出てきているのか考えるべきだと思います。

また、民主党の小沢代表の準大手ゼネコン西松建設の政治資金問題が出てきています。小沢さんはきっぱり理路整然と否定しています。新聞、テレビともにこの話題ばかりです。選挙が近いということでしょう。

小沢さんは、お金をもらったのだから、しっかりと透明性を示して欲しいと思います。この問題を取り上げるなら、東京地検特捜部は、”かんぽの宿”問題も徹底的に調べるべきではないかと思ってしまいます。なぜか不公平なような気がしてなりません。これは国民のお金を横領したことに等しいとも思えます。

そして、かんぽの宿問題の捜査が進めば、必ず現在の日本の社会状況の原因の一端が見えてくるのではないかと思います。小泉さん、竹中さんが市場経済主義、グローバル経済と言い進めてきた様々なことは、国民のことを思ってやってきたことだと思いますが、実際はどうなのでしょうか。日本で行われた規制改革や民営化などは、世界銀行やIMFが資金繰りに苦しい国へお金を融資する際行われる「構造調整プログラム(内政干渉)」ということに非常に類似しているのではと思ってしまいます。

死んであの世に行っても、誇れるような行いをやっていきたいですね。

さて、ここで書籍より抜粋。
☆将帥の心得
『書経』に「君子をあなどれば、その心をとらえることができない。小人をあなどれば、その力を尽くさせることができない」とあるが、将帥の心得の条も、このことばから導き出すことができる。
将帥たる者は、なによりもまず兵卒の心をつかみ、賞罰のけじめを厳しくし、文武の道を兼ね備え、剛柔の術を会得し、礼・楽・詩・書といった教養科目に親しみ、智・勇よりも仁・義を優先させなければならない。

(中略)

さらに、次のことも銘記しておかなければならない。
1.相手が弱敵でも、かさにかかって責めたててはならない。
2.味方の強大をたのんで、敵をなめてかかってはならない。
3.おのれの才能に鼻をかけて、威張りちらしてはならない。
4.君主の寵をたのんで、尊大な態度をとってはならない。
5.まず、万全の作戦計画を定めてから軍を動員し、勝つ見通しがついたところで作戦行動を開始する。
6.敵の財宝・子女を手に入れても、一人占めしてはならない。

将帥がこのような心構えで部下に臨めば、部下は進んで戦場に赴き、いざ合戦となっても、勇んで戦うものだ。

『諸勝孔明の兵法』 守屋 洋 編・訳


戦い時のことを例えてあるので、気分を悪くするところもありますが、ようは、国、会社、団体などトップに立ち、動かしていく人は、何を思って行動するか、何のために行動するかなのだと思います。

幸せ溢れる世の中になって欲しいですね。
世界の、日本の子供たちが安心し、笑顔で過ごせる世の中になっていって欲しいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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