二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第18回 加賀・三策塾(合同学術研修会) 参加

2009年03月07日 | 鍼灸
3月1日(日)、合同学術研修会が開催されましたので参加しました。この日は、午前中が勉強会、午後からは鍼灸マッサージ師会の理事会と忙しい一日でした。んん~なかなか時間があかず、星稜野球部の練習も見にいけないな~

◎内 容
 ・スポーツ障害の臨床とアンケート報告
       鍼灸なかだ治療院 中田和宏 先生
 
 ・鍼灸マッサージのニーズと今後の活用
  ~部活動におけるスポーツ傷害と体調管理の実態に関する
   アンケート調査より~
       石川県立盲学校 教諭 上原 崇 先生

 ・鍼灸・医療最新ニュース


今回は、いつも司会の中田先生が発表されるということと、スポーツに関する発表が2題つづいてありましたので、私が司会として進行させて頂きました。




<中田先生>は、昨年の全鍼師会の全国集会で、分科会であるスポーツセラピー部会において発表されたものでした。全国41師会の協力を得て、活動状況などのアンケート調査を集計したものす。

この結果で思ったことは、スポーツ鍼灸、あるいはスポーツマッサージ、その場面、状況によって役割や重要性が違ってくると思います。治療院での対応、地域のスポーツイベントなどボランティア活動、国体などでの対応、レクリエーションとして、地域の介護予防活動での対応、様々です。また、プロ選手、アマチュア選手、生涯スポーツを実践されている高齢者、遊びとしての子供のスポーツ、少青年期の競技スポーツなど、相手によっても変わってきます。一括りにはできません。

しかし、大切なのは、それぞれの環境でスポーツを実践する人たちがベストの力を出せるようにするには、どう対応していったらよいかだと思います。そのために常に勉強が必要です。




<上原先生>は、石川県高等学校体育連盟の協力を得て、石川県内の7校、22種目の部活動、1648名の生徒にアンケートを行った調査結果を発表して頂きました。これは、1月14・15日、岡山県倉敷市で開催された高等学校体育連盟の全国集会、1月19日に石川県高等学校体育連盟で発表されたものです。

当院には高校生のスポーツ選手は頻繁に治療に来院します。野球が多いですが、サッカー、バスケ、バレー、クラシックバレー、卓球などなど、様々ですが、今回のアンケート結果をみると、やはり鍼灸マッサージの治療を受けている生徒が少なかったです。逆に言うと、まだまだ考えようによっては治療院へ来院する需要というのはここにもあるということになります。

生徒を取り巻く、親、監督、顧問の先生に、しっかりと生徒のスポーツ障害の病態を説明し、治療方針を示していくことが大切であり、それが一つ一つの私たちの信頼に繋がり、学生スポーツをサポートしていける立場を確立していけるのだと思いました。

司会も少し緊張しましたが、天気の良い休みの時間を割いて勉強した甲斐があったというものです。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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