6月の読書メーターから
雨の夜はグラスを傾けながらの読書が尚のこと合うようで・・・。
釣りのプランや準備をするほどのエネルギーが残ってないときにも語りかけてくれる「本」がある・・・。
「積ん読本」の中から背表紙の「気」に触れた本をピックアップして独り頁を繰るのも日々のササヤカな愉しみ。
遅ればせながら・・・そんな6月に読んだ本のまとめです。(読書メーターより。)
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6月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1480ページ
ナイス数:3ナイス
アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)
以前雑誌で、車谷長吉氏がこんなコメントをしていた・・・野坂昭如のファンで著書を収集しているが、現在も刊行されている野坂昭如著作が非常に少なく残念。新刊で手に入るのは「アメリカひじき・火垂るの墓」のみだと。 これを思い出し、積ん読の中から新潮文庫版を読んだ。良かった。 同時代の設定のある大江健三郎の作品群と比較しても私的にはずっと伝わってくるものがあった。(併録の「プア・ボーイ」がさらに秀逸。)「独特の文体」とのコメントが多数寄せられているが、私は本作を読み泉鏡花を思い出し、現在「歌行燈・高野聖」再読中。
読了日:06月21日 著者:野坂 昭如
人生これでいいのだ!! (集英社文庫)
あやかりたいです。人生いろいろあっても「これでいいのだ。」です。やはり原体験と幼少期の愛情、これが大切なんですね~。パパ最高。(最近、元祖天才バカボンの再放送を見たんですが、エンディングテーマ「ねえ、パパあそぼうよー・・・」というあの曲良いですねぇ。)
読了日:06月18日 著者:赤塚 不二夫
語彙・読解力検定公式テキスト 合格力養成BOOK 2級
1200円はチョット高いけど、読んどかなきゃやはり試験のアウトラインが分かりませんよ。何せ主催者が作ってるんですから・・・。表紙のピカピカや赤いプラ板はいらないからもう少し安くして。掲載されている問題から出題傾向を推し量ることは可能だが、実際にこの中からそのまま出題された問題は殆どありませんでした。
読了日:06月16日 著者:朝日新聞社,ベネッセコーポレーション
走ル
読みやすかったです。登場人物が少ない話はシンプルで良い。 ほかの方のレビューを見ると、賛否が明確に別れているようです。もちろんこの小説を支持しない方のおっしゃっていることも十分理解できるのですが、私は支持する派の方とお友達になれそうな気がします・・・。 思い立ったが吉日。
読了日:06月13日 著者:羽田 圭介
灘の男
「粋で、いなせで、権太くれ。それが灘の男や。」車谷長吉の新境地「聞き書き小説」三連作!とコシマキにある。作者がそれぞれ魅力的な対象に向かい合い引き出し、そして書き留めた作品。 朝日新聞の「be」に連載されている人生相談、「悩みのるつぼ」の回答者としてもご活躍の作者の、人と対峙する姿勢が伺えます。「悩みのるつぼ」の回答も毎回ズバリ名言です! 子供の子供の世代ぐらいになったら、どんな写真や映像よりも「聞き書き」がリアルな「時代」を伝えられると思います。映像には臭いや手触り、気配などは残りませんから・・・。
読了日:06月09日 著者:車谷 長吉
虹よ消えるな
予備知識なしに最初の1、2ページをめくった時点でインスピレーション買いし、読了。インターネットで調べたら・・・なるほど、小川国夫とはそのような作家だったのか、と遅ればせながら納得。 2008年に80歳で亡くなられているとのことですが、なるほど、この人ァバイク乗りだわ。 若き日にバイクでヨーロッパを旅した際の出来事について書いた第二章は特に強く印象に残るものでした。(他、過ぎし日の交々を記したエッセイも素敵です。)
読了日:06月05日 著者:小川 国夫
4時のオヤツ (新潮文庫)
読了日:06月04日 著者:杉浦 日向子
二つ枕 (ちくま文庫)
北方謙三をもって、「俺が一番弟子、宮部みゆきが二番弟子。」と言わせた著者、杉浦日向子の名作。リアリティのあるセリフの一つ一つが、耳元で囁かれたら・・・と想像するだけでゾク~ッときそうな妖艶さ。 著書「江戸へようこそ」を読んでから取り掛かるとなおよろし。
読了日:06月02日 著者:杉浦 日向子
キリン The Happy Ridder Speedway(3) (YKコミックス)
ネギってリンなの?
読了日:06月01日 著者:東本昌平
2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
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