本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

キス釣りと読書。

2014-08-27 02:16:00 | 










やや、気づけばもうすぐ夏休みも終わり!!



例年のごとく子供の自由研究の手伝いでてんやわんや・・・






今日はね、仕事の連休2日目でこっそりキス釣りに行こうと思っていたんですよ(ここだけの話。)

なんせ近所の「つり幸」半日キスが連日爆釣で、船宿記録連日更新中。

(半日で3束に迫らんとする勢い)



し、しかし、寝坊しました(涙)



で、行った先はポケモンセンター・・・ガックシ。










数日前から北東風が吹くようになり、いよいよ自然界は秋の気配が漂ってきました。

今日の夜ウォーキングはスペシャル・コース。(約10㎞)




往路は最近ゲットしたeurythmicsのアルバム聞きながら・・・

(アニー・レノックスの歌にシビレながら。)




復路はイヤホンを外してみると、秋の虫の大合唱でしたよ。symbol3










月が替わる前に、先月読書のまとめです・・・























2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2203ページ
ナイス数:11ナイス




鉄腕アトム(18) (手塚治虫漫画全集 (238))鉄腕アトム(18) (手塚治虫漫画全集 (238))感想

講談社手塚治虫全集の238。「少年」誌に昭和42年から43年にかけて掲載されたエピソードを収録。「火星から帰ってきた男の巻」は浦沢直樹が涙しそうな佳作。子供向けの甘いテイストを被ってはいるが、クリエーターであれば創作意欲を刺激されるのではなかろうか。敵役ユダに最後に訪れる苦悩とは・・・?

読了日:7月25日 著者:手塚治虫



深くておいしい小説の書き方―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)深くておいしい小説の書き方―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)感想

「深く」「おいしい」小説のモデルとして、ドストエフスキーの「罪と罰」の解説にかなりの紙幅を割いている。ドストエフスキーには手を出したことがなかったんですが、(あ、手塚版だけは・・・)ここまで深く、魅力的なものとして紹介されてはチャレンジしてみますか。南米文学の特色についても述べられており、前著に続いて読書論として楽しく読ませてもらいました。とにかく、古典と歴史を知らずには、書くのはもとより読む楽しみも逃してしまっていたことがよ~く分かりました。書く人のための実用的な事柄は最後に少しだけ

読了日:7月22日 著者:三田誠広



ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)感想

毎年夏になると読みたくなる「旅」もの。とりわけ、若者が未知の世界へ挑戦してゆく物語は、空間的な移動に重ねて人生もまた「旅」であることの二重性故に感ずるところも多い。「世界のOZAWA」がまだ一介の若者でしかなかった時代、夢だけを胸にラビット(スクーター)とともに日本を飛び出した。どこまでも素直であっけらかんとした青年の前に、道は拓けてゆく。(構えたところが全く感じられず、軽妙なエッセイに仕上がっています。斜に構えた小説家の対極にあるような人だ。)

読了日:7月21日 著者:小澤征爾



今日は、クルマに乗りたい気分今日は、クルマに乗りたい気分感想

CAR GRAPHIC誌、NAVI誌等の編集者を経てフリーにて活動する著者の、バブルの余韻残る‘93の車にまつわるエッセイ集。近頃の車を取り巻く諸々がいかにも味気なく感じますよ。「車は家電製品ではない!」快哉。しかし、TVRビクセンなんて最近の人は絶対知りませんて。東京上空を飛んでいる飛行船が実はポルシェのエンジン積んでるとか、宮崎駿が「トライキング」※モーガン・スリーホイラーのレプリカ的な車。注文したとか、面白ネタもあるが、最後の方はどこかで聞いたような話やボヤキのようなものが多かったな・・・

読了日:7月20日 著者:下野康史



鯨の王鯨の王感想

2段組みで500ページ近い大作。コシマキには「海洋エンターテインメントの決定版!」と。「海獣の子供」再読からの勢いで、積読崩し。中々面白い発想が多いと思うんですが、(特に巨大鯨と対峙する米原潜の様々な装備。どこまでが実在のものなのか!?)結局は、大いなる、未知のものは敬して遠ざけよ、と、いうところですね。細部の素敵な点についてはネタバレになるので申し上げられないですが・・・このあと、藤崎氏は独立行政法人海洋研究開発機構の潜水調査船「しんかい6500」で1,500mまで実際の潜航をすることになるんです・・・

読了日:7月19日 著者:藤崎慎吾



カフカ寓話集 (岩波文庫)カフカ寓話集 (岩波文庫)感想

風呂&会社読書。つまり、自分にとっては、これ以外に読む物が無い状況を用意しておいてやっと手が出る・・・ような。最初の「皇帝の使者」からして、読者をいきなり見知らぬ街に連れ出し、置き去りにするような作品。ある意味ショック。巻末の解説で一応の解釈は示されているものの、カフカが本当に考えていたことは知る由もない、と思います。文章は平易ながら、非常に消化不良で気掛かりになることは請け合いです。

読了日:7月10日 著者:カフカ



職業としての政治 (岩波文庫)職業としての政治 (岩波文庫)感想

岩波文庫の白。この手の本を読了するのに必要なのは、ほかに読む物が無い環境。失礼ながら、風呂、はばかり、車中等々。車中ではペンが使えたので、赤線を引きまくりました。改めて考えるともっともだが、直截的な物言いにハッとさせられること数知れず。「すべての国家は暴力の上に基礎づけられている」「政治とは・・・権力の配分関係に影響を及ぼそうとする努力」「政治をおこなう者は権力を別な目的のための手段として追及するか、・・・優越感を満喫するために追及するか、そのどちらかである」新聞記事等にも度々取り上げられていますね。

読了日:7月10日 著者:マックスヴェーバー



シネマと書店とスタジアム (新潮文庫)シネマと書店とスタジアム (新潮文庫)感想

書評、映画評、に長野五輪、日韓共催FIFAワールドカップに関するコラム。ひと時代過ぎた現在読んでみても、単なる寄せ集めにはならず、各々が読み応え十分なのが沢木耕太郎の筆致。特に映画評と書評は単館上映やマイナー路線ながら、好き者にはとても興味深い作品が羅列されていると思います。海音寺潮五郎「酒と女と槍と」久しぶりに再読し「こういう小説が、まだ読んでいないまま、目の前に無数にあった少年時代が、羨ましくてならなかったのだ。」これは作者あとがきからの抜粋だが、こう言われたら読むしかない・・・ですよね。

読了日:7月1日 著者:沢木耕太郎




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