涼しくなったり、暑くなったり・・・。
しかし、季節の移ろいは確かなものです。
日の暮れるのがずいぶん早くなりました。
二百二十日にはしっかり台風発生。
バイクを乗り回していたり、海の上にいると季節もよく分かるんですが、コンクリートの箱の中で仕事をしていると今ひとつ実感がわきません。
やはり季節と共に生活できないこと、時間の不規則なこと、様々な見えないストレスが澱のように積み重なってきているようです。
先日の人間ドックで赤点をもらってしまいました(涙)
まあ、節制しろよ、ということですかね。
チョット自省して休肝日を一日増やしてみたり、夜中にウォーキングをしたりし始めました・・・いつまで続くのかはわかりませんがネ。
こちらの方も余り根を詰めすぎると色々問題発生しますが、このくらいが程々なのかもしれません。
でも、このペースだと積ん読山脈は昭和新山のように高く、高くなっていってしますんです(汗)
もっと、更に、斜め読みでも内容理解できる目ヂカラとおツムがあればなぁ~。
と、いうわけで「8月の読書メーター」からウチ●の読書の足跡です。
2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1805ページ
ナイス数:25ナイス
長期投資で日本は蘇える!の感想
「さわかみファンド」の澤上篤人氏の著書。近年の日本経済の停滞の一因として、莫大な額に上る個人マネーの「居眠り状態」をあげている。高度成長時代から1999年までは、銀行やゆうちょに預けてさえおけば預貯金は一銭の無駄もなく日本の産業力強化と経済の拡大発展に有効活用された。それがその後は貸与率(預貯金残高に対してどれだけ貸出されているか)はガクガクと下がり続けてきた、と云う。ただ眠っているだけの個人マネー、2007年で134兆円。この一割だけでも長期投資に向かったら大変な効果が上がる。と、いうことが分かります。
読了日:8月4日 著者:澤上篤人
苦役列車の感想
「死んだ」とまで言われた私小説が芥川賞、というのも愉快。元来、日本の小説はエンターテインメントを除けば大方「私小説」であるとも言えるのでは?私小説とそれ以外を隔てる明確なラインは無いでしょうから、作者が身辺に起こった事実をどう咀嚼しているか、を読み取るのが楽しみ方。一からの作り話とは違い重大な事件は起こりませんが、普通の人の人生そんなもの。主人公・北町貫多が自堕落な生活の果てに作家として川端賞を目指すも・・・!?やはり、そうですよね。「私小説」と、しては。
読了日:8月5日 著者:西村賢太
植村直己と山で一泊―登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話 (小学館ライブラリー―OUTDOOR EDITION)の感想
小学館「BE-PAL」2013年8月号に、この本の復刻版が別冊付録として付いていました。これ目当てで随分と久しぶりにBE-PAL誌を購入。でも、これが正解。第1章「僕は魚の頭専門みたいです」の対話を読んだら、グリーンランドの「キビヤック」の悪魔的な旨さもさることながら、「魚食なら日本が世界一」と根拠不明の自信が音を立てて崩れていきました。エスキモーの人々の鮭の食べ方、これが強烈。洗練とは無縁ではありますが、慣れたらきっと病みつきになるんだろうな~、という感じがバシバシと伝わってきました。
読了日:8月15日 著者:ビーパル編集部編
夏の闇 (新潮文庫)の感想
夏が終わる前に読んでおきたく積ん読の中から。先ずは「輝ける闇」を事前に読んでおくのがオススメ。字数が限られているのでここでは理由については書けないが、解説でc.w.ニコル氏も言っているように、この辺の開高作は自分にとっても再三再四読むことになるかも。30台の頃は、東本昌平「キリン」という作品(漫画です)が夜中にふと手にとって繰り返し読んでしまう本の最右翼だったんですが、最近はめっきり手が伸びなくなりました。「宿題をきちんとやってきた男」、真の意味で自らの世界を知る人間の作が少し分る歳になってきたのかな?
読了日:8月20日 著者:開高健
完訳 怪談 (ちくま文庫)の感想
絵本で読んだり、様々な機会に触れてきたのはL.ハーンの「怪談」を底本とした「耳なし芳一」や「雪女」等・・・。「怪談」自体はついぞ読んだことがありませんでした。今回読んだちくま文庫版は「完訳」と銘打った1994年・船木裕 訳のもの。何が完訳なのかと言いますと、通常、割愛されていることの多い「蟲の研究」という項が盛り込まれています。これが中々オモシロイ比較文明論。もちろん、本編の方も訳者の言うとおり「清新な訳文」で、非常に生きいきとし読み易い作品になっています。寝る前子供に「むじな」の話をしたら大成功でした。
読了日:8月25日 著者:ラフカディオハーン
俺のロック・ステディ (集英社新書)の感想
時代はちょっと下がって、言わば「ベストヒット・USA」世代。早熟な子はツエッペリンなんかに熱をあげてたな。考えてみりゃ満月氏の推薦するミュージシャン群のほとんどはアルバム通して聴いたことはありません。俄然興味がわいてきました。ブルースロック~プログレッシブロック辺りまでを網羅して懇切な紹介をされているので何点か探してみよう。思わずギターも弾いてみたくなりましたよ。
読了日:8月28日 著者:花村萬月
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BP2LzWEpL._SX100_.jpg" alt="ブラック・ジャック創作秘話~手鋓C遒了纏・譴・蕁
最近、新宅で掲載したい本を探して納戸に入り浸ってます。目的の本はなかなか見つからないのに、探索中に手に取った本に寄道ばかり。
読んだ本、読んで無い本に関わらず、一旦はお金を出しても所有したいと思ったものばかりなので、どの本も面白そうに感じてしまいます。新刊書店、古本屋に行っても、買いたくない本ばかりなのとは、大違いです。
ありがとうございます。
深夜徘徊はまだまだ駆け出し。
早く習慣になると良いのですがね・・・。
お巡りさんとよくすれ違うのでいちいち尋問を受けずに済むよう、目立つ格好してます。電気ピカピカつけたり。
積ん読本の山を眺めるのは、やはり楽しいものですね。
しかし、最近、居場所を失った積ん読本が本棚の中まで進出中・・・。
だんだん既読本と未読本が曖昧になりつつあります。ピ~ンチ!
(タイトルで??のときは中身を数ページめくるとさすがに思い出しますが・・・)