山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ハナノキ(花の木)

2009-11-01 16:18:38 | 被子植物離弁花

一見、遠くから見ると街路樹としてよく植えられているトウカエデと間違いそうですが、

近畿地方に限ってみると、自生しているものは、滋賀県の一部でしか見ることのできない珍しいカエデです。

「花の木」という名前の由来は、美しい紅葉からではなく、4月頃、葉が出る前に真紅色の花が咲き、

特に雄花が多数集まって付く姿が美しいことからこの名があります。

湿地的環境に生える植物のため、環境変化による自生種の減少が心配され、

国の天然記念物に指定されている他、環境省RDBの絶滅危惧種Ⅱ類に指定されていますが、最近では

公園や公共施設などで植栽されているものもあります。


ハナノキ<カエデ科 カエデ属> 別名ハナカエデ 



コメント (2)
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