山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤマコウバシ(山香し)

2009-11-11 06:37:46 | 植物(木本)
少し変わった名前ですが、紅葉と黒光りする果実のコンビネーションが絶妙な美しさを見せています。

この実は直径7㍉程で、かじってみると、やや辛みがあり、

別名をヤマコショウ(山胡椒)といいますから、ひょっとして昔は何かの香辛料として

利用されていたのかも知れません。

いまのところ、名前の由来は私にはよく分かっていません。

もう一つの別名、「モチギ」は、どうやら葉を乾燥させたものを餅に混ぜて使うところからの名前だそうで、

「ヤマコウバシ」の名も、この使い方と関係があるかも知れません。

一応、クスノキ科の落葉小高木に分類されていますが、枯れた葉が冬でもたくさん残り、落ちないことから

一部では「落ちない葉」ということで、葉が受験のお守りとして商品化されているそうです。

しかし、商魂たくましいと言うか、こじつけでも何でも、ビジネスにしてしまおうという凄い人がいるもんですね。


ヤマコウバシ<クスノキ科 クロモジ属> 別名ヤマコショウ・モチギ





コメント
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