山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

アキニレ(秋楡)

2009-11-23 19:40:55 | 植物(木本)
楡の仲間ですが、東海以北に多く見られる楡が、別名ハルニレ(春楡)と呼ばれ、花が4~5月頃に咲くのに対して

東海以西の西日本に多い本種は、9月頃になって花が咲くことから、アキニレ(秋楡)と呼ばれます。

花は淡黄色の両性花で本年枝の葉腋に数個付きますが、9月に撮っていないので残念ながら画像はありません。

葉は、2~6㌢の長楕円形で、表面は光沢があり、指先で撫でてみると少しざらついた感触があります。

落葉樹にしては葉が小さくて固いのは、乾燥に対する適応性と考えられています。

翼果は11月頃淡褐色に熟し、7~8㍉の楕円形で、中央に種子があります。

アキニレ<ニレ科 ニレ属>

低い山地や河川敷に近い雑木林などで見られる落葉高木、大きなものでは、15㍍
を超えるものもあります。


葉は下の方から少しづつ紅葉をし始めています。


葉がまだ元気なので翼果は未熟です。本格的に熟するのは、葉が落ちてからになります
コメント (2)
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