《 白玉の、肝に流れる 春の夜の 酒は静かに 染み渡りけり ・藤作 》
酒が美味い、早春の雨の夜に余り気持ちが進まない話題であるが・・・専門家として
一言二言・・三言 。
今月に入って、親子4人が亡くなった火災が、群馬県で有った。
火元は、パソコン周辺と有ったので、お子さんにパソコンを買い与えている親御さんたちは、少なからず心配なのではなかろうか・・・。 ネットの記事を見る限り、それは延長コードの被覆の損傷らしい事が解る。 そして、それはパソコン台の車輪に拠る損傷・・・ ?
しかし、それを疑い始めればきりが無く・・・、
工事屋さんとして、まず始めに言わなければならないのは、学者では無いので裏打ちされるデータを持ち合わせている訳ではないが、原因不明の火災と言われるものの殆どが電気に拠る火災、と思って間違い無いのではなかろうか・・ と言う事です。 鑑識の専門家にしても、『?』 という結論が多数あるようです。
電気に拠る火災原因は、前に何回か書いたような記憶があるが、パソコンのタコ足配線については、あまり書いた記憶が無い。 筆者の常識の範囲において、まさか、タコ足配線から電子レンジやホットカーペットを取る人は居ないだろうし、コンセントの抜き差しは其の差込みを掴んで行なうだろうとの前提が有る。 そういう前提を以ってしても、群馬の火災に拘って言えば、なにから書いたらよいのか思いあぐねるほど多く、他に原因は考えられる。
1.コンセントと差込の接触不良=抜け掛ったコンセントあるいは3角タップと
ゆるゆるコンセント。 ⇒これは抜け止めコンセントと言って、差し込んで
から15度ほどねじると抜けないコンセントが有ります。 ゆるゆるコンセ
ントは交換する(無免許者はダメ!)こと。
2.延長コードの不良=安価なものは芯線が細く被覆も貧弱(でも検査は通って
いるのだろう?)。 差込部の芯線が断裂しかかっていて発熱や断線(これ
はよくあるパターンで、こまめに抜き差しするほど痛みやすい)。
3.製造者責任法とかなんだらかんだら=ということを気にするのは国内業者の
み、延長コードの外国製は品質がまるでバラバラあるいは500Wとか75
0Wとかの表示が有るのかも?信用できない(国産は殆ど1500W対応だ
ろう)。
4.コンセントの出力限界は1500W=電子レンジ、ホットカーペット、トー
スター、ドライヤー等使うなら、他の電気器具は使用不可、限界。
5.上記のように大容量の電気器具を使う場合、あるいは差込を長年挿した状態
では、コンセントが炭化したり、綿埃やチリ等に拠る発熱や発火がある。
6.最後に電気製品そのものに拠る、発火発煙が考えられる。
最近、エルピーダメモリーの経営行き詰まりが報道されたが、電子部品の外
国製品は昔の日本製品ほど、信頼してはいけない。 そして、不幸にも其の
電子部品は、殆ど外国製となってしまった。
昔の日本製パソコン、冷却ファンが綿埃で動かなくなったら、加熱シャット
ダウンするはずであったが、今のパソコンは煙が出るものもあるという書き
込みもある。 これに対処する根本は、使用時以外コンセントを抜くしか、
方法は無い、安いものは殆ど外国製品なので、国産品を愛用すると言う
事が対策になることは、有る意味本当なのだろう。
常識的なこととして、差込はコードを引っ張って抜かないとか、ACアダプターは差し込んだままということにしないとか、延長コード差込側は時々掃除をするとか、コードが足に引っかかるようにしないとか、 酷い場合には2~3歳の子供が虫ピンや釘を持って、コンセントに差し込むことなどもあります。
読者だけの、ご無事をお祈りしておきます。
建築物としての、過電流対策、漏電対策、あるいは煙感知器は、法的規制には落ち度は無いが、其の一つ一つの製品の信頼性については、触れては居ない。 火事になった場合、関係者にはパソコン、プリンター、HDDなど、火災報知機などのメーカーだけでも知らせてもらいたいと言う気はする。
酒が美味い、早春の雨の夜に余り気持ちが進まない話題であるが・・・専門家として
一言二言・・三言 。
今月に入って、親子4人が亡くなった火災が、群馬県で有った。
火元は、パソコン周辺と有ったので、お子さんにパソコンを買い与えている親御さんたちは、少なからず心配なのではなかろうか・・・。 ネットの記事を見る限り、それは延長コードの被覆の損傷らしい事が解る。 そして、それはパソコン台の車輪に拠る損傷・・・ ?
しかし、それを疑い始めればきりが無く・・・、
工事屋さんとして、まず始めに言わなければならないのは、学者では無いので裏打ちされるデータを持ち合わせている訳ではないが、原因不明の火災と言われるものの殆どが電気に拠る火災、と思って間違い無いのではなかろうか・・ と言う事です。 鑑識の専門家にしても、『?』 という結論が多数あるようです。
電気に拠る火災原因は、前に何回か書いたような記憶があるが、パソコンのタコ足配線については、あまり書いた記憶が無い。 筆者の常識の範囲において、まさか、タコ足配線から電子レンジやホットカーペットを取る人は居ないだろうし、コンセントの抜き差しは其の差込みを掴んで行なうだろうとの前提が有る。 そういう前提を以ってしても、群馬の火災に拘って言えば、なにから書いたらよいのか思いあぐねるほど多く、他に原因は考えられる。
1.コンセントと差込の接触不良=抜け掛ったコンセントあるいは3角タップと
ゆるゆるコンセント。 ⇒これは抜け止めコンセントと言って、差し込んで
から15度ほどねじると抜けないコンセントが有ります。 ゆるゆるコンセ
ントは交換する(無免許者はダメ!)こと。
2.延長コードの不良=安価なものは芯線が細く被覆も貧弱(でも検査は通って
いるのだろう?)。 差込部の芯線が断裂しかかっていて発熱や断線(これ
はよくあるパターンで、こまめに抜き差しするほど痛みやすい)。
3.製造者責任法とかなんだらかんだら=ということを気にするのは国内業者の
み、延長コードの外国製は品質がまるでバラバラあるいは500Wとか75
0Wとかの表示が有るのかも?信用できない(国産は殆ど1500W対応だ
ろう)。
4.コンセントの出力限界は1500W=電子レンジ、ホットカーペット、トー
スター、ドライヤー等使うなら、他の電気器具は使用不可、限界。
5.上記のように大容量の電気器具を使う場合、あるいは差込を長年挿した状態
では、コンセントが炭化したり、綿埃やチリ等に拠る発熱や発火がある。
6.最後に電気製品そのものに拠る、発火発煙が考えられる。
最近、エルピーダメモリーの経営行き詰まりが報道されたが、電子部品の外
国製品は昔の日本製品ほど、信頼してはいけない。 そして、不幸にも其の
電子部品は、殆ど外国製となってしまった。
昔の日本製パソコン、冷却ファンが綿埃で動かなくなったら、加熱シャット
ダウンするはずであったが、今のパソコンは煙が出るものもあるという書き
込みもある。 これに対処する根本は、使用時以外コンセントを抜くしか、
方法は無い、安いものは殆ど外国製品なので、国産品を愛用すると言う
事が対策になることは、有る意味本当なのだろう。
常識的なこととして、差込はコードを引っ張って抜かないとか、ACアダプターは差し込んだままということにしないとか、延長コード差込側は時々掃除をするとか、コードが足に引っかかるようにしないとか、 酷い場合には2~3歳の子供が虫ピンや釘を持って、コンセントに差し込むことなどもあります。
読者だけの、ご無事をお祈りしておきます。
建築物としての、過電流対策、漏電対策、あるいは煙感知器は、法的規制には落ち度は無いが、其の一つ一つの製品の信頼性については、触れては居ない。 火事になった場合、関係者にはパソコン、プリンター、HDDなど、火災報知機などのメーカーだけでも知らせてもらいたいと言う気はする。