読書日和

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第137回天皇賞(春)

2008-05-04 17:11:09 | スポーツ
今回はテレビで観戦しました。
メイショウサムソンの不振で人気が割れ割れ気味。
アドマイヤ軍団の四頭出し、ホクトスルタンの親子四代制覇の夢、ポップロックの悲願、アサクサキングスの菊花賞→春天制覇の野望など、話題も豊富でした。

私は今回もサムソンを応援。
腑甲斐ないレースが続いていますが、やはりこの馬が好きなのです。
しかし今回ばかりはダメかも、という思いもありました。
パドックを見たかぎり、そんなに状態は悪くなさそう。
後は気持ちさえ立ち直っていれば、と祈るように見ていました。

そしてレースがスタート。
なんと、一番人気アドマイヤジュピタが出遅れ!
すぐに岩田騎手が馬を押し上げて中団やや後ろくらいに付けましたが、スタミナを使ってしまったのではと思いました。
先頭に立ったのはホクトスルタン。
快調に逃げていきます。
アサクサキングスも前のほうに付けました。
そして一周目のスタンド前。
ここで実況の人が各馬のポジションを詳しく伝えてくれます。
メイショウサムソンは中団に付けていました。
もっと前に付けたほうが良いのでは、とやきもきとした私。
何しろ、前走で腑甲斐ない負け方をしているので、それが頭をよぎりました。
サムソンはもう燃え尽きてしまったという噂も流れているだけに、心配で心配で仕方なかったです。
しかしサムソンの鞍上は武豊騎手。
武豊騎手が中団に付けるのを選んだのなら、きっとその戦法で勝つ自信があるのだろうと思いました。

レースは進み、向こう上面からコーナーへ。
京都競馬場名物の「登り坂→下り坂」が待っています。
先頭は以前としてホクトスルタン。
アサクサキングスは2番手に上がっていました。
勝負どころの第三コーナー。
サムソンが、スーッと進出を開始しているのが見えました。
何だか手応えよく、スススーッと上がっていく姿を見て、これはいける!と思いました。
この辺りではサムソンしか見ていなかったと思います。
しかしサムソンのすぐ後ろに、アドマイヤジュピタの姿が!
か、完全にマークされてる。。。
最終コーナー、アサクサキングスがホクトスルタンに並びかける。
そしてメイショウサムソンもそのすぐ後ろまで上がってきた!
さらに、アドマイヤジュピタがサムソンの外から並びかけてくる!
いよいよ最後の直線へ。
サムソン、内のアサクサキングスをかわすことが出来ない!

この時点での両者の脚色はほぼ互角。
これでは追い付けない!
そうこうしているうちに、外のアドマイヤジュピタが豪脚を繰り出す。
この二頭をかわし、アドマイヤジュピタが先頭。
内にアサクサキングス、外にアドマイヤジュピタという絶対絶命の状況。
アドマイヤジュピタには一馬身以上引き離され、脚色も完全に負けている。
サムソン、ここまでか。。。
と思ったら、次の瞬間信じられない光景が!
サムソンが、「グンッ!」という感じで、もう一度伸びてきた!
しかもアドマイヤジュピタを上回る脚色で!
思わず「サムソン!」と叫んだ。
闘志が戻ったんだ、これがサムソン本来の姿だという感じで、一気にジュピタとの差を詰めていく。
そしてついにジュピタを捉える!
一瞬、サムソンが先頭に立ったように見えた。
だが次の瞬間、外アドマイヤジュピタがもう一度盛り返してきた!
何という底力。
再びサムソンに並ぶ。
そしてわずかに前に出る。
ここでゴール!


というわけで、結果は以下のとおりとなりました。

1着 アドマイヤジュピタ
2着 メイショウサムソン
3着 アサクサキングス
4着 ホクトスルタン
5着 アドマイヤフジ

サムソン、惜しくも優勝は逃してしまいました。
しかし復活の手応えはつかんだと思います。
最後の直線で見せた底力は、サムソン本来のものでした。
これなら次のレースで完全復活するかも知れません。
そして勝ったアドマイヤジュピタは見事だと思います。
出遅れて勝つのだから、あっぱれです。
サムソンが100%の状態で出てきたとしても、勝てるかどうか微妙な感じです。
それにしても、サムソンにとって「アドマイヤ軍団」は、まさに宿敵なのではないでしょうか。
昨年の宝塚記念ではアドマイヤムーンに敗れ、今回はアドマイヤジュピタに敗れ。。。
月に木星に、アドマイヤって層が厚いなと思います。