今朝、出かける準備をしていて何気なくつけていたTV。
それが今日の一番の感動でした。
自閉症の青年東田直樹さんのドキュメンタリーでした。
いつの間にか惹き込まれてしまい、最後は胸が熱くなりました。
自閉症の人とはこれまで関わりがなかった私ですが、
一見して障害者と受け止めてしまう私と実際の彼の持つ能力(思考や感情)の隔たりは大きく、
この番組を見ているだけですが、彼の存在や自閉症というものが少し理解でき、
自分の中の偏見(*コミュニケーションの手段がわからない、理解できないだろう)
が消えていくようないい番組でした。
実際の親でさえ理解に苦しむと云うのですから他人では当然かもしれませんが。
何といっても東田直樹さんの純粋な言葉が胸を打ちます。
そして、遠く離れた国の作家との邂逅が素晴らしい。
この番組の解説は以下・・・・
いま無名の日本人の若者が書いた1冊の本が世界20カ国以上で翻訳され、ベストセラーになっている。タイトルは「The Reason I Jump」(日本題:「自閉症の僕が跳びはねる理由」)。著者は、当時13歳の東田直樹さん、日本で7年前に出版された、自閉症である自分の心の内を綴ったエッセイである。自閉症者自らが語る極めて画期的な作品だったが、ほとんど話題になることはなかった。それがなぜ突然、7年もたって、遠くイギリスやアメリカでベストセラーとなったのか。
この本を英訳したのは、アイルランド在住の作家デイヴィッド・ミッチェル氏。彼にも自閉症の息子がいる。日本語教師の経験があるミッチェル氏は、東田さんの本を読んでまるで息子が自分に語りかけているように感じたと言う。息子はなぜ床に頭を打ちつけるのか、なぜ奇声を発するのか、息子とのコミュニケーションをあきらめていたミッチェル氏に希望の灯がともった。そしてミッチェル氏の訳した本は、自閉症の子どもを持つ、世界の多くの家族も救うことになった。
ミッチェル氏はこの春に来日、東田さんと感動の対面を果たした。これは、日本の自閉症の若者と外国人作家の出会いから生まれた希望の物語である。
今日は、この番組と出会えたことが私の幸せ。