今日は金沢駅から朝7時過ぎのJRに乗って、
四万十大正駅に着いたのはもう夕方の4時近く・・・。
何度も訪れていますが、改めてなんて遠い場所なのでしょう!
今回は講師に推薦したオカリナ奏者の友人と来ましたが、
ぎりぎりに電車に乗り込んできてヒヤヒヤしました。
待ち時間には何も言わずに姿を消すし、
奔放な自由人に今更ながら驚いてしまいました(笑)
いつも旅するときには本を持ち込むのですが、
今回は宮崎学さんの「イマドキの野生生物」。
私も自分のフィールドを持って観察しているので
とても参考になる内容でした。
クマやカモシカ、イノシシ、タヌキ、ノウサギ、アナグマ、
イタチなどの形跡はあちこちにあるフィールドです。
世間で把握されている以上に野生動物たちは
人間の社会に近づいてきている。
それは意識しているか無意識かに関わらず、
人間が野生動物たちに餌付けをしているという現実がある。
現場を見てきた宮崎さんはそういいます。
その境界線はどんどん迫ってきていて(だぶっている)
今や、追い払いと捕獲、この2つの方法を
今後どう使い分けていくか、を迫られている状態のようです。
それを現状把握しながら、動物によっては
大規模な捕獲に踏み切らなければならないだろうとのこと。
野生動物問題に向き合うための
いろいろなヒントや提案が盛り込まれているので
とても参考になる一冊でした。
宮崎さんの本はみんな現場を基に考察されていて
説得力があるので好きです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます