里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オオマツユキソウ 河川敷

2023-05-08 | 日記

一関市花泉町、北上川の堤防上を歩いていると、下の河川敷に白い花が咲いているのが見
えます。堤防を下ってその場所まで行くと、スイセンや写真の花が咲いていますが、ここ
はかつて民家の敷地だったのかも知れません。矩形の平坦地の南側には、梅などの果樹が
何本か植えられているので、堤防の大改修に伴って移転した民家跡と推測されます。

この花はヒガンバナ科の園芸種と思われ、スノードロップと言ったような ?
ネット検索で調べてみるとスノードロップではなく、仲間のスノーフレークと判りました。
ヒガンバナ科スノーフレーク属の多年草で、和名はオオマツユキソウ。
原産地はヨーロッパ中南部で、我国へは昭和11年に渡来。
球根や葉など全草に毒がある。毒成分はアルカロイドのリコリンやガランタミンで、葉が
ニラに似ていることから、誤食による中毒事例がある。症状は嘔吐、下痢、頭痛など。

                             三枚とも2023.4.29撮影

ヒガンバナ科スノーフレーク属の多年草で、ヨーロッパ中南部原産の帰化植物。
耐寒性があって露地栽培できるため、園芸植物として花壇やプランターで栽培される。
鱗茎は直径 2.5 ~4cm の卵形。分球して増えることから、群生する傾向がある。
2 月頃、鱗茎から鞘葉に包まれた数枚の葉を出す。
葉は線形で幅1.5 cm、長さ30 ~40cm、先端はやや尖る。 5月下旬には枯れて休眠に入る。
花期は3~5月、30~40cm の花茎の先に1~4個の花をつける。
花は直径1.5cmほどの釣鐘状で花被片は白色。長い外花被と短い内花被が3枚づつあって、
それぞれの先端に緑色の斑点がある。
果実は蒴果。種子は黒色で長さ5~7mm。



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