登米市登米町日根牛地区北部、沢沿いの林道脇で見かけたタマブキの花とムカゴです。
湿り気の多い林際や沢沿いの伐採跡地、林道法面などに多い印象です。
単生しているのはまれで、たいていは3~5本ほどが寄り添うように生えています。
茎の上部に円錐花序を出し、多数の頭花を付けます。頭花とは白いツボミのように見える
部分で、この中には5~6個の筒状花が入っています。
筒状花の咲き始めは黄色で、まもなく褐色を帯びてきます。
写真の頭花をよく見ると、先端が黄色くなっていたり、褐色になっていたりしますから、
これらは既に開花状態にあると思われます。
二枚とも2020.8.28撮影
タマブキの太めの茎には、葉腋部分に小さなムカゴが付いています。直径は8mmほどで
しょうか。徐々に大きくなって、晩秋には15mmほどになります。
タマブキは山菜図鑑などに載っています。
食用部は若芽から、生長したものでも先端の柔らかい部分で、4月ころから亜高山
では7月ごろまで摘み採れます。独特の香りがあり、フキに似て歯切れのよい山菜です。
ただ、あく抜きしないと苦くて食べられません。
少し時間をかけてゆでた後、しばらく水にさらすと良いようです。
おひたし、酢みそ和え、ゴマ和えなどでいただきます。
二枚とも2020.8.28撮影
タマブキは2015年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/13a24c17314455c87b811f907054a460
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます