里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アメリカタカサブロウ 帰化植物

2023-09-06 | 日記

松島市南部、沿岸部の水田地帯で農道を歩いていると、水路沿いや畦に白い小花が群れ咲
いています。しゃがみ込んで観察するとキク科のタカサブロウの花のようですが、ふつう
のタカサブロウの花よりも小さいように見えます。それに反比例するかのように、草丈は
大きく、分岐する枝も多い印象です。よく似た仲間があるのかも知れませんね。

                              二枚とも2023.9.1撮影

『タカサブロウ キク科 仲間』で検索すると幾つかの記事が表示され、その中の一つに
アメリカタカサブロウの名が載っていました。改めてアメリカタカサブロウで検索し、そ
の写真や記術されている特徴と見比べると、アメリカタカサブロウで間違いないようです。
見た目の違いとして「タカサブロウの方が花が大きく、葉幅が広い。」とあります。
また、よく分枝するので互いに寄り掛かり、或は絡んで、私の写真のように密集します。

                              二枚とも2023.9.1撮影

キク科タカサブロウ属の1年草で、原産地は熱帯アメリカ。草丈は20~70cm。
水田の畦や水路沿い、湿地などに生え、しばしば群生する。
茎には伏した剛毛があり、下部は横に這ってよく枝分かれし、上部は直立する。
葉は対生し、葉身は披針形で長さ6~10cm、先端は尾状に尖り、基部は次第に狭くなり翼
状となる。縁に小さな鋸歯が疎らにあり、表面に伏毛が生える。
花期は8~10月、上部の葉腋から細い花柄を出して直径5mmほどの頭花をつける。
頭花は雌性の舌状花と両性の筒状花からなる。舌状花は白色でほぼ2列に並ぶ。
筒状花は緑白色で先が4裂する。
果実は痩果。筒状花の痩果は平たい4稜形、舌状花の痩果は3角柱形。



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