散歩で通りかかった町外れ、ここには古い民家があったのですが、大震災で全壊
判定されたのか、建物も土台もすっかり取り壊され、敷地全面が砂利敷になっています。
町内会が違うのでうろ覚えですが、以前は床屋さんだったような気がします。
遠目ながら砂利原に、紫色の花らしきものが点々と見えます。少し離れた所で、
お婆さんが草むしりしているので「すみません、花の写真を撮らせてください。」
と敷地に入り込んで、点在するスミレを撮らせてもらいました。
二枚とも2016.4.10撮影
葉も花もすごく小さなスミレです。はて、ヒメスミレだったか ?
ともかくあっちの株こっちの株と渡り歩いて、20枚ほども撮らせてもらいました。
「どうもね、ありがとうございました。」
返事は『はい。』、 顔も上げずに草むしりしています。
熱中するのは良いけれど、足腰傷めないでくださいね。
2016.4.10撮影
スミレ科スミレ属の多年草で、本州~九州に分布するが、帰化植物説もある。
日当たりの良い道端や裸地など、人の手の加わった場所に生える。
地上茎の無いスミレの仲間で、草丈は3~8cm。
葉は三角状披針形で長さ2~4cm、縁には細かい鋸歯がある。葉表は暗緑色で裏面
は紫色を帯びる傾向がある。葉の基部は心形、葉柄は長めで翼が無い。
花期は3~4月、花柄は紅紫色で長さ4~10cm、花は濃紫色で直径10mmほど。
側弁の基部は有毛。花に比べると距は太めで、白色~淡褐色。
果実は熟すと3裂し、30個ほどの種子を散布する。
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