冬場に山を歩くと、林内で必ずといって良いほどツルリンドウの越冬葉を見かけます。
ハルジオンやナズナのように、葉がきれいな放射状に展開しているわけでは
ないけれど、これもロゼット葉と呼んでもよいでしょう。
霜に覆われていても、雪に埋もれかけていても、葉が凍りついたり萎れたりしません
から、寒さには強いのでしょうね。
撮影地は南三陸町の水戸辺川流域の山地で、松の多いなだらかな尾根筋です。
二枚とも2015.3.14撮影
ツルリンドウは林際や松の混じった雑木林に自生しており、夏場はあまり日照に恵まれ
ないので、それを冬場の日照で補い、根茎に養分を蓄えるのでしょう。
落葉樹が葉を落としている季節、遮るもののない林内は明るいですからね。
ところで、なぜ冬の寒さで葉が凍りつかないのでしょう ?
ロゼット葉で光合成を行い、しょ糖などの炭水化物が作られます。
そのしょ糖を葉に蓄積し、更に茎にも運び蓄えることで凍結温度を下げて、
凍らないようにしているようです。
冬場の「ちぢみほうれん草」が甘くて美味しいのも、その作用によるものです。
2015.3.14撮影
リンドウ科ツルリンドウ属の常緑多年草で、北海道~九州に分布する。
低山~深山の尾根筋や斜面などの、明るい樹林下に自生する。
つるは紫色を帯び、長さ40~90cm、丈のある草や低木などに巻きつく。
葉は対生して、葉身は卵状披針形で長さ3〜5cm、基部は円形〜心形で、葉柄がある。
先端は尖り、3本の葉脈が目立つ。葉裏は紅紫色を帯びる。
花期は8〜10月で、葉腋に淡紫色で鐘状筒形の花を一つ付ける。花冠の先は5裂し、
長さ2.5〜3cm。萼筒には5条の狭い翼があり、裂片は線形で筒部と同長か少し長い。
果実は楕円体の液果で、長さ1.5cmほど。枯れ残った花冠の上に突き出し、紅紫色に熟す。
種子は長さ2mmほど。
ハルジオンやナズナのように、葉がきれいな放射状に展開しているわけでは
ないけれど、これもロゼット葉と呼んでもよいでしょう。
霜に覆われていても、雪に埋もれかけていても、葉が凍りついたり萎れたりしません
から、寒さには強いのでしょうね。
撮影地は南三陸町の水戸辺川流域の山地で、松の多いなだらかな尾根筋です。
二枚とも2015.3.14撮影
ツルリンドウは林際や松の混じった雑木林に自生しており、夏場はあまり日照に恵まれ
ないので、それを冬場の日照で補い、根茎に養分を蓄えるのでしょう。
落葉樹が葉を落としている季節、遮るもののない林内は明るいですからね。
ところで、なぜ冬の寒さで葉が凍りつかないのでしょう ?
ロゼット葉で光合成を行い、しょ糖などの炭水化物が作られます。
そのしょ糖を葉に蓄積し、更に茎にも運び蓄えることで凍結温度を下げて、
凍らないようにしているようです。
冬場の「ちぢみほうれん草」が甘くて美味しいのも、その作用によるものです。
2015.3.14撮影
リンドウ科ツルリンドウ属の常緑多年草で、北海道~九州に分布する。
低山~深山の尾根筋や斜面などの、明るい樹林下に自生する。
つるは紫色を帯び、長さ40~90cm、丈のある草や低木などに巻きつく。
葉は対生して、葉身は卵状披針形で長さ3〜5cm、基部は円形〜心形で、葉柄がある。
先端は尖り、3本の葉脈が目立つ。葉裏は紅紫色を帯びる。
花期は8〜10月で、葉腋に淡紫色で鐘状筒形の花を一つ付ける。花冠の先は5裂し、
長さ2.5〜3cm。萼筒には5条の狭い翼があり、裂片は線形で筒部と同長か少し長い。
果実は楕円体の液果で、長さ1.5cmほど。枯れ残った花冠の上に突き出し、紅紫色に熟す。
種子は長さ2mmほど。
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