里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルニンジン 鳥沢の窪地

2018-09-25 | 日記
栗原市栗駒鳥沢地区北西部、貯水池への林道を上がって行くと脇に窪地があって、
篠竹や草薮に何かつる草が絡んで、地味な花を咲かせているような ?
草薮に踏み込んで確認すると、探していたツルニンジンの花ですね。昨年も9月の
中旬に観察したと記憶しているので、今が花の盛期といえるでしょう。
尤もつる草ですから、つるを伸ばしながら次々と花を咲かせていきます。
花期としては、9月初旬~下旬と捉えてよろしいでしょう。




                             二枚とも2018.9.15撮影

ツルニンジンは、根を生薬名で山海螺(サンカイラ)あるいは羊乳(ヨウニュウ)といい、
民間薬として主に鎮咳去痰に用いられます。 ただし日本薬局方には収載されていません。
薬効成分としては、サポニン・イヌリン・微量のアルカロイドなどが含まれています。
滋養強壮、健胃、制癌作用、癌予防(ガンの中では特に肺ガン)、痰切り、ぜんそくなどに
効果があるとされます。

韓国では根を食材として利用しているようで、各種和え物、てんぷら、酢のもの、各種漬け物
などにして食されているようです。そのため、栽培もされているとか。




                             二枚とも2018.9.15撮影

ツルニンジンは昨年の9月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ツルニンジン 釣鐘形の花


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