里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

サワフタギ 瑠璃色の果実

2018-09-25 | 日記

一関市室根町津谷川地区東部の、気仙沼市との境界をなす大森山周辺を踏査しました。
荒れた山道で山頂まで登り、ここからは北へと下りますが、県境が防火帯として刈り
払われ、登山道としても利用されています。尤も、刈り払われるのはこれからのようで、
今回は丈のある草薮を掻き分けての下山となりました。

標識などは全くありませんが、だいたい7合目あたりまで下ると、東側の林縁に青い実
がチラチラ見えます。歩み寄ると、サワフタギの実ですね。
日向では意図したような色が出ないので、木陰に生っている実を撮影しました。
きれいに色付くのを待っていると、野鳥に食べられてしまったり、台風の通過で落下し
たり、なかなか思うような写真が撮れずにいたので、今回はラッキーでした。




                             二枚とも2018.9.23撮影
青く熟した実は、メジロや渡り鳥のムギマキ、キビタキの仲間などが好んで食べるようです。
食べれば糞をするわけで、それに混じってサワフタギの種子もあちこちに散布されます。

山野を歩いていると、随所でサワフタギの木を見かけます。湿地周りや沢沿い、林内や林際、
耕作地周りでも時々見かけます。ただ、実生りが良いのは日当たりの良い場所や、林際の木
ですね。林内ではポツポツと生る程度で、たくさん生っているのは見たことがありません。




                             二枚とも2018.9.23撮影

サワフタギの属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
サワフタギ 文字どおりの樹形

サワフタギの花については、下の青字をクリックして参照願います。
サワフタギ 本吉山田の林道



最新の画像もっと見る

コメントを投稿