加美町宮崎地区西部、林道を上がって行くと小沢が流れていて、これを小さな橋で渡ります。
橋の上から小沢の上流側を見ると、少し遡った所に砂防堰堤が築かれているものの、あまり
高くないので、これを越えて更に上流を踏査できそうです。
砂防堰堤近くまで遡って行くと、西側斜面にたくさんの淡青色の花が咲いています。
直下で観察すると、ケシ科のヤマエンゴサクの花で、斜面の広い範囲に群れ咲いています。
生えている場所によっては、筒状の花に斜め上から日が差していて、暗い斜面を背景にす
ると、花だけが浮かんでいるかのように見えます。
二枚とも2020.4.16撮影
ヤマエンゴサクは全草に有毒成分を含み、誤食すると嘔吐や呼吸麻痺などの中毒症状を起こ
すとあります。ヤマエンゴサクの有毒成分を調べましたが、よく判りません。
ケシ科キケマン属の植物ですから、キケマンの成分と同等と思われます。その有毒成分はア
ルカロイドで、全草にプロトピン、サンギナリン、ビククリンなどを含んでいます。
二枚とも2020.4.16撮影
ヤマエンゴサクは2015年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/a132cb4abb90c8e72cb2a6b2c5e2409e
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