栗原市栗駒鳥沢地区北西部、丘陵地の東向き斜面に開削された林道を上がって行く
と、山側から枝を展開する低木があって、枝葉の間から赤い実が覗いています。
赤熟した小さな実と楕円形の葉から、ウメモドキと思われます。
庭や公園などに植栽されている木に比べると、実生りがあまりよく無いですね。
ウメモドキの解説文を読むと、湿地や渓流沿いなどの、日当たりのよい湿った場所に
自生するとあります。それに対して、ここは尾根近くの東斜面で、あまり湿気のない
場所ですから、それが影響しているのでしょうか。或いは半日しか日が当らないことが、
影響しているのかも知れませんね。
二枚とも2018.9.15撮影
ウメモドキの名の由来は、葉、或いは花がウメに似ているから、とする説が一般的です。
ウメモドキの実のように小さくて目立つ果実は、殆どが「鳥散布」という方式で種子を遠くへ
運んでもらっています。これらの樹木は野鳥が喜ぶような果実を付け、これを食べさせて、
種子を糞とともに排泄してもらうことで、母樹から離れた場所に散布されるわけです。
ウメモドキの実は、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、メジロなどの野鳥が食べるようです。
ところが、初冬の頃は、まだ多くが枝に付いたまま残っていますね。
何度か霜にあたらないと渋味が抜けず、それを野鳥たちも知っているのでしょう。
2018.9.15撮影
モチノキ科モチノキ属の落葉広葉樹で、樹高3mほどの低木。
本州~九州に分布し、湿地の周辺や湿り気のある雑木林などに自生するが、野鳥が
赤い実好んで食べるので種子が散布され、林道沿いや耕作地周辺などでも見かける。
樹皮は灰褐色で木肌は滑らか、楕円形の皮目が散在する。
葉は互生し、葉身は卵形~狭卵形で長さ3~8cm、先端は尖り、縁に細かい鋸歯がある。
葉の両面に短毛があり、枝や葉柄にも毛がある。
雌雄別株で、花期は6月、本年枝の葉腋に無柄または長さ2mmほどの花序軸を出し、
雄花序では5~20個、雌花序では2~4個の花を集散状に付ける。
花は淡紫色の4または5弁花で、直径4mmほど、雌花の雄しべは退化している。
果実は核果で直径5~6mmの球形、秋に赤く熟し、4~5個の核(種子)が入る。
果実は落葉後も落ちずに残って美しい。
と、山側から枝を展開する低木があって、枝葉の間から赤い実が覗いています。
赤熟した小さな実と楕円形の葉から、ウメモドキと思われます。
庭や公園などに植栽されている木に比べると、実生りがあまりよく無いですね。
ウメモドキの解説文を読むと、湿地や渓流沿いなどの、日当たりのよい湿った場所に
自生するとあります。それに対して、ここは尾根近くの東斜面で、あまり湿気のない
場所ですから、それが影響しているのでしょうか。或いは半日しか日が当らないことが、
影響しているのかも知れませんね。
二枚とも2018.9.15撮影
ウメモドキの名の由来は、葉、或いは花がウメに似ているから、とする説が一般的です。
ウメモドキの実のように小さくて目立つ果実は、殆どが「鳥散布」という方式で種子を遠くへ
運んでもらっています。これらの樹木は野鳥が喜ぶような果実を付け、これを食べさせて、
種子を糞とともに排泄してもらうことで、母樹から離れた場所に散布されるわけです。
ウメモドキの実は、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、メジロなどの野鳥が食べるようです。
ところが、初冬の頃は、まだ多くが枝に付いたまま残っていますね。
何度か霜にあたらないと渋味が抜けず、それを野鳥たちも知っているのでしょう。
2018.9.15撮影
モチノキ科モチノキ属の落葉広葉樹で、樹高3mほどの低木。
本州~九州に分布し、湿地の周辺や湿り気のある雑木林などに自生するが、野鳥が
赤い実好んで食べるので種子が散布され、林道沿いや耕作地周辺などでも見かける。
樹皮は灰褐色で木肌は滑らか、楕円形の皮目が散在する。
葉は互生し、葉身は卵形~狭卵形で長さ3~8cm、先端は尖り、縁に細かい鋸歯がある。
葉の両面に短毛があり、枝や葉柄にも毛がある。
雌雄別株で、花期は6月、本年枝の葉腋に無柄または長さ2mmほどの花序軸を出し、
雄花序では5~20個、雌花序では2~4個の花を集散状に付ける。
花は淡紫色の4または5弁花で、直径4mmほど、雌花の雄しべは退化している。
果実は核果で直径5~6mmの球形、秋に赤く熟し、4~5個の核(種子)が入る。
果実は落葉後も落ちずに残って美しい。
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