里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

キリンソウ 松島丘陵の岩壁

2018-06-19 | 日記
松島町竹谷地区の、丘陵地の裾に沿って延びる集落道を走行していると、山側法面
が岩壁になっていて、そこに黄色い花が咲いているのが見えます。
車を止めて観察すると、岩窪に生えたキリンソウですね。
他にも咲いていないか、集落道に沿った岩壁を探してみましたが、この1株だけでした。
ただ、民家の石垣や、集落道の擁壁上には、けっこう咲いていました。
この岩壁のキリンソウも、それらからの逸出なのかも知れませんね。




                             二枚とも2018.6.17撮影
キリンソウの名前については、中国の古書に出てくる想像上の動物である、麒麟(キリン)に
由来するという説もありますが、草姿や花からして説得力に欠けます。
黄色い花が輪のように咲くとして、「黄輪草」と解釈するのが正しいように思われます。

キリンソウには薬効があり、生薬名を費菜(ひさい)といいます。                                                         生の葉を必要時に摘み、水洗い後にすり潰して、虫刺されや切り傷に塗布したり、全草を乾燥
させて皮膚病やしもやけなどの浴湯料にします。




                             二枚とも2018.6.17撮影

キリンソウは2015年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
海岸岩壁のキリンソウ


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