登米市北東部の嵯峨立地区、杉林内の林道を西へ下っていると、林道法面や岩壁の
あちこちに常緑の羊歯が群生しています。ヤブソテツの仲間でしょうが、よく似た変種
が幾つかあるので、種の同定は図鑑と見比べてからにしまょう。
ここは石灰岩地帯なので、ひょっとして希少な種かも知れませんし・・
二枚とも2018.2.16撮影
ざっと見た印象では、ふつうのヤブソテツよりも羽片の幅が広いようですし、基部の上側に耳片と
呼ばれる突起があります。この二つの特徴から、ヤマヤブソテツという種のように思われます。
残念ながら希少な種とは言いがたく、崖地や石垣周りなどでよく見かける羊歯のようです。
ただ、図鑑には羽片の色が黄緑色で、葉表に光沢がないと記されています。それが、私の写真の
羊歯はふつうの緑色で、葉表にはやや光沢があります。
念のため何冊か羊歯植物図鑑を読み込むと、「写真でわかるシダ図鑑」という本には、変化の多い種で
光沢のある型もある旨の記述がありました。
よって「ヤマヤブソテツ」と同定します。
二枚とも2018.2.16撮影
オシダ科ヤブソテツ属の常緑羊歯植物で、ヤブソテツの変種。
本州~九州に分布し、草丈は50cm~100cm。
山地の林内や林縁、崖地などに自生し、日陰~半日陰を好む。
葉は1回羽状複葉で、羽片は10〜15対、幅は3cm以上と広い。淡黄緑色で光沢がないものが多いが、
やや光沢のあるタイプもある。葉柄基部に長楕円状披針形で茶色〜黒褐色の鱗片が付く。
側羽片は広楕円形の鎌状で、基部はくさび形〜切形で耳片が突起し、先端は尾状にのびて辺縁に
は鋸歯がある。葉質は厚い紙質。
ソーラスは円形で、全面に散在するが、葉縁寄りから付く。包膜は灰白色。
あちこちに常緑の羊歯が群生しています。ヤブソテツの仲間でしょうが、よく似た変種
が幾つかあるので、種の同定は図鑑と見比べてからにしまょう。
ここは石灰岩地帯なので、ひょっとして希少な種かも知れませんし・・
二枚とも2018.2.16撮影
ざっと見た印象では、ふつうのヤブソテツよりも羽片の幅が広いようですし、基部の上側に耳片と
呼ばれる突起があります。この二つの特徴から、ヤマヤブソテツという種のように思われます。
残念ながら希少な種とは言いがたく、崖地や石垣周りなどでよく見かける羊歯のようです。
ただ、図鑑には羽片の色が黄緑色で、葉表に光沢がないと記されています。それが、私の写真の
羊歯はふつうの緑色で、葉表にはやや光沢があります。
念のため何冊か羊歯植物図鑑を読み込むと、「写真でわかるシダ図鑑」という本には、変化の多い種で
光沢のある型もある旨の記述がありました。
よって「ヤマヤブソテツ」と同定します。
二枚とも2018.2.16撮影
オシダ科ヤブソテツ属の常緑羊歯植物で、ヤブソテツの変種。
本州~九州に分布し、草丈は50cm~100cm。
山地の林内や林縁、崖地などに自生し、日陰~半日陰を好む。
葉は1回羽状複葉で、羽片は10〜15対、幅は3cm以上と広い。淡黄緑色で光沢がないものが多いが、
やや光沢のあるタイプもある。葉柄基部に長楕円状披針形で茶色〜黒褐色の鱗片が付く。
側羽片は広楕円形の鎌状で、基部はくさび形〜切形で耳片が突起し、先端は尾状にのびて辺縁に
は鋸歯がある。葉質は厚い紙質。
ソーラスは円形で、全面に散在するが、葉縁寄りから付く。包膜は灰白色。
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