里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツチアケビ 赤熟した果実

2020-10-10 | 日記

加美町宮崎旭地区西部、尾根筋の踏査を終えて窪地内の山道を下って行くと、一帯に杉林
が続いていて、その中を細い山道でさらに下って行きます。しばらく下って行くと道脇に
草叢があって、草葉を透かして何か赤いものが見えます。溝のような草叢に入って草を掻
き分けてみると、赤いものはツチアケビの実で、周辺には4株ほど生えていました。
花は数年前に観察したことがありますが、実を見るのは初めてです。

                              二枚とも2020.10.9撮影

草を刈ってみると、周囲には枯れた杉の枝葉が厚く堆積していて、かなり湿気があります。
地形的にはU字形の窪地の中で、一帯は杉林ですから薄暗い場所です。

ウィンナーソーセージ形の果実を、天日乾燥させたものが生薬の土通草(どつうそう)で、強
壮、利尿作用等の効能があるそうです。またこの果実と甘草を合わせて煎服すると、淋病に
効くとも言われています。

                                  2020.10.9撮影

ツチアケビは2016年の7月に、花を観察して記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/c957c4e84927bd558e2a2a507ad3ed16

 

 



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