登米市津山町、北上川に沿った車道を上流側へ歩いて行くと、広い河川敷に多くの木々が
生えていて、河畔林をなしています。樹種はヤナギ類やサワグルミ、ヤマグワなど。
そんな河畔林内を踏査すると、多くの木にフジヅルが絡んでいて、梢からは今も棒手裏剣
のような形の豆果がたくさんぶら下がっています。
二枚とも2022.2.26撮影
豆果の表面には微毛が密生していて、触感はやや湿ったビロードのようです。
莢を開けようと爪を立てたり、指で強く捻ってみましたが、開けることができません。
やむなく莢を幹に当てて枯枝で叩くと、ようやく開けることができました。
私が開けた莢の中には平たい豆が3個入っていて、表面にはウズラ豆(インゲン豆)のよ
うな模様が入っています。
フジの豆果は春になってから開いて、種子を散布するものと推測されます。莢が乾燥する
と捩れて開くようで、その際には弾ける音がして勢いよく種子を弾き飛ばすのだとか。
二枚とも2022.2.26撮影
フジは2016年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/d902b4110036ef6d7b4e3b185acc648c
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