栗原市栗駒沼倉地区北部、県道から分かれて林道を東へ歩いて行くと、崩落地下の路肩に
藪があって、株元からたくさんの枝が生えた低木が茂っています。
これはドクウツギの木ですね。幹と呼べるほど太い部分は無く、長さ1.5mほどの枝が株元
から叢生しますが、これらは数年で枯れ、次々と新しい枝が生えてきます。
白く見えるのは枯れた枝で、朽ちるまで数年株立ち状のまま残っています。
そんなドクウツギの枝には、いまちょうど花が咲きかけていました。
二枚とも2020.5.2撮影
ドクウツギは雌雄同株ですが、雄花と雌花が違う雌雄異花の樹木です。
枝の上の方に付いているのが雌花序で、花が咲く頃には長さ10cmほども立ち上がるのです
が、まだ伸びが小さいですね。
枝の下に房状に下がっているのが雄花序です。こちらは雌花序より早く咲くようで、枝を
揺らすと花粉を散らすものもありました。もっとも、咲くといっても雌花・雄花ともに花弁
が1mmほどと小さいため、全く目立ちません。
2020.5.2撮影
ドクウツギは2017年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/3eb78439ce3c334b09eef325e47b93d9
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