里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

クマイチゴ 真っ赤な茎

2017-04-22 | 日記
登米市東和町米川地区で、伐採跡地の林道や作業道を歩いていると、真っ赤な茎の
木いちごの木が生えています。
まさに真紅の木で、私に命名権があるとしたら陸珊瑚(オカサンゴ)としたいくらいです。
あちこちで見かけるニガイチゴよりも丈が高いですから、クマイチゴでしょうね。




                             二枚とも2015.3.6撮影

ここでは林道があるので助かりましたが、山林を下ってきて伐採跡地に出た
ときなど、こんなトゲだらけの藪に入ったら大変なことになります。
ズボンはあちこち綻び、太ももや脛は引っかき傷やミミズ腫れでヒリヒリ ! !
風呂に入ると沁みて大変です。

このクマイチゴの実はニガイチコの実よりも大きく甘いので、その場で生食したり、
持ち帰って果実酒にするなど楽しみもあります。
場所を覚えておけば、6月下旬にイチゴ狩りができます。


                                 2015.3.6撮影

バラ科キイチゴ属の落葉広葉樹で、高さ1~2mの低木。
北海道~九州に分布し、日当たりの良い山地の林縁や、荒地などに自生する。
茎や枝は赤紫色で無毛、太く扁平なトゲが不規則に散生する。
葉は互生し、葉柄は長さ2~5cm、葉身は広卵形で長さ5~12cm、幅5~8cm、
3~5中裂し縁には不規則な重鋸歯がある。
質はやや厚く、葉裏の脈にもトゲがある。
5月初旬、直径1.5cmほどの白花を咲かせ、花びらは5弁。
直径1.5cmほどの果実を付け、6月下旬頃に暗赤色に熟し、甘く食べられる。
名の由来は熊が出没するような山中に生え、赤い実が熊の好物であることから。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お仲間ですね (グミ)
2017-04-24 07:40:36
昨日は山歩きで、コメントが遅れてしまいました *_ _) 
木いちごの仲間では、このいちごが一番おいしいですよね。でも、案外果期が短くて、採りに行くと、既に落ちていたり・・
今年もこの場所に、採りに行こうと思っています。
返信する
クマイチゴですね。 (一人暮らしのじじいです)
2017-04-22 18:55:07
クマイチゴは子供の頃に良く食べたことが
あります。
懐かしいですね。
赤い木肌も覚えています。
返信する

コメントを投稿