本日は雨で家でネット三昧。
気になるニュースを見つけた。
東北の瓦礫処理の話である。
東北には震災で発生した大量の瓦礫があり、その処理なくして復興はありえないのだが
各地方自治体が住民エゴに突き上げられて瓦礫の受け入れに踏み切れないでいる。
わずかに東京都のみが石原都知事が蛮勇をふるって受け入れを表明したが後に続く自
治体は現れず、テレビでは自分の身と家族の安全だけにしか関心がなく、東北の人たち
の苦しみに思い至らない人たちのインタビューが流れていて嘆かわしい限り。
やっと静岡県の島田市が瓦礫の受け入れを表明して、政府も受け入れを自治体に要請
していく方向。
というのが今までの私の認識だった。
ところが、こんな記事をWeb上で発見した。
「元産廃会社社長市長によるがれきの全国拡散推進」
http://blogos.com/article/34128/?axis=b:136
植草一秀氏の記事である。
この記事によると、
1、そもそも瓦礫処理をする土地は地元東北にいくらである。
2、瓦礫をそこに集めて山にしておいて地元業者が何年でもかけて処理すればお金も落ちる。
3、地元で処理したほうがコストもかからないし、片付ける速度も速い。
4、しかし陸前高田で処理場を作りたいと中央に申請しても門前払い。
5、地元での処理を許さず、わざわざ瓦礫を全国にコストをかけて運んで処理するのは、各地の
産廃業者を儲けさせるため。
6、島田市の桜井市長は2001年の市長就任まで産廃事業者であり、現在は親族が経営を引き
ついでいる。
どこまで本当かわからないが、なんとも恐ろしい話だ。
政府は地元での瓦礫処理を門前払い、テレビは住民エゴの醜さを暴きたて、私など島田市に応援
のメールを送ろうかと思ったくらいだったが、市長が産廃業者だったとは、おそれいった。
(さすがにこれは本当だろう)。
庶民の知らないところで、政府、テレビ、産廃業者、それにおそらくは暴力団関係の裏社会の皆様、
が結託して金儲けをしようとしている。
新聞とテレビだけ見てたら気がつかなかった。
民主党の細野氏が先程もテレビで、瓦礫の受け入れをお願いします、と訴えていた。
寒気のするわが国の官民暴の癒着である。
政治家は聖人君子である必要はまったく無いし、お金儲けがしたいならいくらでもやれば良いが、唯一
国益のために体を張ってほしい。
自分はどうすれば良いのか分からないが、とりあえずはそういう政治家に票を投じたい。