懐かしい漫画。
終盤近く、高校選手権で修羅に敗れた上級生の梅木が、修羅がこだわる岩手の六三四に会いに行ってその強さを知る。
場面一転して奈良公園で修羅が木陰で葉書を手にしており、表には差出人の梅木さんの名があり、ひっくり返すと墨跡鮮やかに「岩手に虎あり」とだけ書いてある。
うまいなあ、と思う。
作者の村上もとかさんは、この作品の後も、ヒット作を続けておられる。
ただ、最大のライバル、東堂修羅は優等生・エリートであって、阿修羅になる要素が無いような気がする。
恋に破れたところがややそうなのかと思われるが。