ボルドーの中心には河が流れており、下流に向かって右側にメルロ種を中心にブレンドする地域があり、左側ではカベルネソーヴィニヨンを主にブレンドする地域があります。左岸の代表はメドックといい、最も有名なシャトーがきらびやかにあります。ラトゥール、ムートン、ラフィット、マルゴーといったシャトーです。
右岸はと言うと「格付け」と言う点で遅れをとっていましたが、ここ２０年くらいは巻き返しているといって良いと思います。中でもメルロ比率が多いポムロールはペトリュース、ル.パンというワインを両横綱に良いシャトーが目白押しです。特に右岸の昨今は目覚しい進歩で、年による差が「良い、悪い」ではなく「個性の差」とハッキリいえる程、失敗が少ないのです。
今月はシャトープティヴィラージュ０２と言うのを開けていますが、これも秀逸です。まろやかでタンニンは硬すぎず、果実味と熟成感の両方が混在しています。勿論、まだまだ若いのですが、ギスギスしていないのです。
獣系、鳥系のどちらでも合わせやすいワインです。お試しください。