宮崎監督のアレではないですよ。ブルゴーニュの南のジブリー村です。
有名なワインを生む村ではありません。しかし中でもテナール家は近年グングンといいワインを造っています。それもそのはず最も有名な白であるモンラッシェの畑も所有しワイン造りに携っているのですから、それがジブリー村で生かされたとしてもおかしくありませんね。
白、赤ともに生産しています。今月そむりえ亭では双方をグラスで開けています。
白は村名の06年。シャルドネ種のワインのイメージ通り=まろやかで樽の香りが包み芳醇さに溢れています。そして決して強すぎない。コストパフォーマンスに優れたワインだと思います。オマールに合わせるのが最適です。
赤は一級畑のボワ.シュボーと言う名の04年です。色は薄め、輝きがあり、香りは充分に開き、酸が全体を引き締めこなれたタンニンを支えます。これも教科書のようなブルゴーニュ=ピノノワールです。牛ほほの赤ワイン煮込みに合わせたいですねえ。
有名じゃないけれど最近のブルゴーニュは、むしろその方が頑張っていますね。シャロネ地区、マコネ地区はそんなワインの宝庫です。是非、実感してみてください。