シャンパーニュだけが泡立つワインではありません。
通常、シャンパーニュ以外のものでシャンパーニュと同じ製法で作られるフランスの物をクレマンといって「限りなくシャンパンに近い」とか「価格の割にシャンパンより品質が高い」などと言って褒められていますね。
アルザス、ブルゴーニュ、ロワール、ボルドーetcいろいろな所で造られています。
しかし、クレマンは必ずしもシャンパーニュ以外のものを指す言葉ではありません。
シャンパーニュにもクレマンと呼ばれるもの、或いはクレマン規格のものがあります。
その基準はガス圧にあります。
基本的には20℃で5㎏/㎝?以上と言うのが規定なのですが、それ以下で3.5㎏/㎝?以上に仕上げたものをクレマンと言います。
元来はシャンパーニュで生まれた言葉という事です。
味わい的にどうか、というと僅かな泡立ちの差が口当たりを軽くします。シャンパーニュの長い熟成によって生まれた旨味をはっきりと感じさせ、また、CO2の香りよりイースト=酵母の香りが優先されます。
今月、グラスシャンパンで使っているのは正にソレです。
「ベスラ.ド.ベルフォン.キュヴェ.デ.モワン」
4.5㎏/㎝?だそうです。多くのシャンパンは6㎏/㎝?程度はありますので、かなり柔らかく感じますね。
瓶熟は3年。充分な旨味と香りです。
乾杯にも中盤にも後半にも使いやすい。ガスが苦手な方でもOK。便利です。
「いやいやシャンパンはガスが命だろう」、と言う方の気持ちは判りますが、飲んでみてください。
あちこちのシャンパンメゾンで造られている訳ではありません。試す価値はあると思います。
少なくても「ゲップ」が出にくいのは約束します。
お待ちしています!!