ワインは温度が大事である、という事は皆さん良くご存知かも知れません。
私も過去に書きました。
通常、その温度に合わせるべくやや低めにしておくと、グラスの中で少し上がります。
そのつもりで頑張るのですが・・・・
一杯目のグラスの注いだワインも暫くすると丁度いい温度になります。
では二杯目はどうか?というと意外に一杯目より低い温度になっています。
何故?
つまり一杯目のワインでグラスが冷えているのです。
一杯目は冷えていないグラスに注いでいるのに二杯目は、ボトルの中のワインの温度が多少上がっているのに注いだワインは低いままになるという事です。
しかもボトルという大きな器の中では「ゆっくり」しか温度上昇が無いのに対して、グラスは最初のワインで直ぐに冷えるのですから止むを得ません。
より冷やしたい時は有効な原理ですが、多くの場合は冷え過ぎが困ることが多いのです。
そういう時の作戦としては
1:デキャンタして温度をあげる(グラスからグラスでもOK)
2:グラスに注ぐ量を少な目にする
3:高めの位置から注ぐ
4:手のひらで温める(笑)
などが考えられます。
僅かなことですので、少し待てば良い事でもあります。
また「ピッタリの温度」というのは事実上無理な話です。お客様の飲む速度は読めませんし、季節や日により気温も湿度も違うのですから。
また外気温によって温度感も変わりますね。
ですからアバウトで考えるしかありませんが、ソムリエとしてはソコをあがきたい、と思います。
さてそむりえ亭ではうまくいっているのでしょうか?
どうぞご確認ください。