震災の影響で海外からのワイン生産者の来日が次々に中止されるニュースが飛び交っていました。勿論、他の産業もそうでしょう。
生産者の来日は私達プロの勉強の為にも重要なことです。お客様にもいい影響があります。
今年は昨年の分まで取り戻す勢いで生産者が来日しています。
うがった見方をすれば中国が主目的で、ついでに日本に来ている、と見ることも出来ますが、それが真実でも有難い話です。
4月だけでも何人もの生産者があちらこちらに姿を見せ、私もお話しする機会に恵まれています。
そむりえ亭では6月ではありますがワインメーカーズディナーのオファーがあります。(詳細が決まり次第、発表しますね)
「異文化」であるワインが根付くためには生産者の声や生産地の情報は、ワインを身近に感じる又とない機会です。
何より彼らは農民です。「ワインメーカー」という言葉を嫌い「農民」という言葉を選びます。
その素朴な、場合によっては寡黙な彼らに「ワインは酒ではないよ!!」「食事に必要なものなんだよ!!」というメッセージを与えられると日常のワイン生活が気楽になりますね。
また一流の生産者ほど、特定のワインに縛られず、多彩なワインを楽しむ傾向にあるようにも見えます。
彼らの自宅のセラーを覗くと例外なく実に多彩な国のワインが並んでいたりするのです。
日本という遠い島国にわざわざ来てくれる彼ら。
皆さんも機会を見つけて、あちらこちらで開催されるワインメーカーズディナーに参加されることを勧めたいですね。楽しいこと請け合いです。
ま、あまりお勧めすると、そむりえ亭に来られる回数が減ってしまうかも知れませんので、その辺は程々にお願いしたいところでもありますが・・・・・