昨日は臨時休業の日でした。
私はゆっくりしておりまして、何時もの時間まで寝て(昼頃)「さあ、どうしようかな」と思いながら、また寝て、夕方に風呂に入り、さすがにお腹がすいてきて食事に出ました。
で、いつもより沢山食べて、満腹になると欲しくなるのが食後酒ですね。
頂いたのは岡山のマスカットのグラッパです。
いわゆる粕取りブランデーですが、その名の荒さに似合わない上品なマスカットの香りで気持ち良い〆になりました。
私は食後にはグラッパ(イタリアでの呼び名)やマール(フランスでの呼び名)が欠かせません。
満腹の胃をスッキリさせてくれる、というのは勿論ですが、気持ちが豊かになりますね。
多くの場合、マスカットのような白葡萄ではなく、赤ワイン=黒葡萄からのものが多いのですが、それもその筈、赤ワインはワインの液体を絞り出した後、既に川や種にまとわりついているのはアルコールを含むワインですから、水分を足して絞り出せば「第2のワイン」が出てくるわけです。
昔はそれも飲用にしたそうですが、蒸留機に掛ければ美味しいブランデーです。
何が良いかと言うと、皮や種からの香気成分が多いのでしょうね。
多くのグラッパは樽熟成などしないことが多いのに香ばしいのは、そのせいですね。
高いアルコールの刺激の後に戻ってくるアーモンドやコーヒーリキュールを思わせる香りは、チョコ系デザートやエスプレッソが更に美味しくなります。
個人的には(店でもそうしていますが)冷凍庫で低温にしています。アルコールの揮発を抑え舌への刺激も程よく、グラッパらしい香ばしさが残ります。
そむりえ亭にも、大体2種類は、このタイプのものを常備していますので、是非食後の〆にお試しください。
って、既に多くの方は試されていますね(笑)