イタリアワインの王と呼ばれるのがバローロ、その弟がバルバレスコ。
いずれもネッビオーロと言う葡萄で造ららます。
私に言わせると唯一無二の葡萄です。
成熟が遅く、ピエモンテ地方(トリノオリンピックが開かれた地方)の冷涼な気候でゆっくり育ち、酸を失わず、ミネラルに富み、タンニンも豊富です。
ですから、そう簡単には美味しく頂けません。
充分な熟成期間を取るか、何度もデキャンタを重ねる必要があります。
昨日は熟成しないほうが良い場合もある、と書きましたが、ネッビオーロは熟成、若しくは極度の酸化を要します。
出なければ「堅物野郎」です。
しかし、一旦開き始めると果実味にとんだ香りは赤と黒のフルーツの爆弾ですし、真にある鉄分を感じさせる香りは深さを表現します。
酸が口中を引き締め、果実味から甘みが滲みます。タンニンか、と思いきや実は豊富なミネラルが歯茎に痕跡を残し「肉が欲しい」と体に訴える。
それがネッビオーロではないかな、と言うのが私のネッビオーロ感ですね。
これからジビエが出始めます。
鉄分豊富な野鳥獣です。
ネッビオーロの出番ですね。
古いものはグラスで出しづらいので若いもの=バルバレスコの06年=でお楽しみ頂きます。
寒い季節の方が出番が多いワインかな、と思いますのでお楽しみくださいね!!
お待ちしています!!!!